守るためにつくられるもの――。それが、「ルール」です。
なぜルールが必要なのかと言うと、大きく分けて、2つあります。
それは、「安全」と「平等」です。
生命を危険にさらすようなことは、行うべきではありません。これを禁じるのが、ルールの存在理由です。
特定の誰かが有利になったり、反対に恣意的にある人を不利にしたりするようなことは、あってはなりません。これを禁じるのが、ルールを制定する目的でもあります。
この2つを担保するために、ルールがあります。ルールがあると、禁止事項や制約が多くなりますが、だからと言って不自由で不都合ばかりになるとは限りません。
むしろ逆です。制限があるからこそ、進化が起こります。これは、ルールの大いなるパラドックスです。
ルールがあると、確かにできない行動が出てきます。それをそのまま放置していたら、進化が生まれません。
禁止事項や制約はあっても、発想には制限がありません。できないことばかりの中で、「どうしたらうまくできるか?」「どのようにすれば快適になるか?」「もっと楽しくするにはどうすればいいか?」と発想を無限に広げていって、抵触しない範囲で新しいことを生み出そうとします。
それは、抜け道を探すとか逸脱することではありません。「イノベーション」を興すことです。
しかるべきルールがあるからこそ、イノベーションは起こります。それが受け入れられ使用されるようになると、世の中は大きく進化します。
ルールとは、人間をがんじがらめにするものではありません。発想を豊かにすることで、人間を自由にするものです。
守りながら、社会を進化させていく――。それが、ルールとの付き合い方です。
ルールは、厳しくて当たり前です。なぜなら安全と平等を担保するものだから……。
しかしながら、守りながら進化させることはできます。発想を豊かにしていけば、誰もがもっと自由に行動できるようになります。
あなたは今日、ルールを守りましたか。イノベーションを興しましたか?
(朝の独り言⭐)
今日は、一日コンサルタントとマンツーマンミーティングでした。今後の病院の方針や仕組みなど、かなり具体的な話ができ、最高に充実した時間でした。やはり、仕事は、誰と組むかで決まります。