「なかなかうまくいかないなぁ……」
何かを始めても、最初からうまくはいかないものです。むしろ最初のうちは「うまくいかない」と思っていたほうがいいです。

なぜなら最初からうまくいってしまうと、「なんだ、こんなもんか」と甘く見てしまうから。どんなことにも言えますが、最初から最後まですべてうまくいくことなどありません。

最初からうまくいってしまうと、「これくらいで十分だ」と、全力を出そうとしなくなります。本来持っている力をセーブするようになってしまいます。

レベルが低いうちは、それでもなんとかなりますが、やっていくうちにだんだんと難しいことが増えていきますから、そのうちに四苦八苦するようになります。「こんなはずではなかった」と、焦りやとまどいがチラついてきます。

こうなると、一気に出し惜しみをしていたツケが回ってきます。徐々に後れをとるようになり、そのうちに嫌気がさしてきて、「もういいや」と、アッサリやめてしまう……。自業自得ではありますが、こういう残念なことは、日常茶飯事です。

やっていることがうまくいっていないとしても、それは現時点でのことです。将来も「うまくいかない」と決まっているわけではありません。

たとえうまくいかないことが続いたとしても、一生懸命やっていれば、そのうち状況は変わります。少しずつ実力もついていって、そのうちにやっていることのレベルに追いついていきます。

ある日突然、目の前を覆っていた濃霧がすっかり消えて、燦々と輝く太陽が見えるようになるものです。

その日は、もしかしたら明日かもしれません。あるいは、3カ月とか1年後ということもあり得ます。

いずれにせよ、うまくいくようになる日は、いつかやって来ます。その日が来るまで続けた人が、得たい結果を手に入れることができます。

今日うまくいかなかったからと言って、それが永遠に続くわけではありません。今日やめてしまうのは、カンタンです。

それで本当にいいのでしょうか。できるようになるその日まで続けていけば、「やめなくてよかった」と、あなたが思う日は必ずやって来ます。

(朝の独り言
帯広は、夕方いきなり雨になりました。今日も道外からの患者様が飛行機で来院してくれています。出来るだけ、最短最速で喜ばれる治療をしたいと思います。本当に感謝です。