自分自身が努力をして実力を蓄えたとしても、常にそれを100%発揮できるかと言えば、必ずしもそうではありません。精神的な問題を抱えてしまうこともあれば、環境になじめないこともあります。
「せっかく資格を取ったのに、今の職場では自分が持っている力を発揮できない」……
こういうモヤモヤを抱えている人は、たくさんいます。モヤモヤとは、自分自身が望んでいないことが起きている状態です。
残念なことに、そのモヤモヤを解決するために行動している人は、多くはありません。
自分の力を十分に発揮できないのは、「上司に人を見る目がないし、新しいことをやろうという進取の姿勢がない」と、ほかの人に責任転嫁してしまいます。
そうした要因は少なからずあるかもしれませんが、すべてはありません。それ以前に、自分ができることをトコトンやっていけば、自ずと道は開けてくるものです。
モヤモヤは、自分自身が解消していくしかありません。
「なぜ自分は実力を発揮できないのだろう」とモヤモヤしてきたら、まずは自分の行動にフォーカスして、トコトンその原因を考えていきます。自分に真摯に向き合っていけば、自分の行動の足りないところが見えてきます。
もし資格を取ったことにとらわれて、それに関連しない仕事を熱心にやろうとしなかったとすれば、上司が「彼(彼女)は仕事を選んでいる。
やる気が感じられない」と判断してしまうのは、ある意味では当然です。いい仕事は必然的にほかの人に回すようになり、あなたが力を発揮する機会が与えられません。
つまり、上司は「人を見る目がない」のではなく、きちんと冷静にあなた自身を見ていたことになります。原因が分かれば、あとは具体的な行動策を考えて実行するだけです。
この場合は、「どんな仕事でも積極的にやるようにする」です。
それを続けていけば、上司も「やる気を見せるようになったか」と判断して、少しずついい仕事を回すようになります。
その期待に応えていけば、早晩、自分の実力を発揮できるようになっていきます。資格に関連した仕事もできるようになって、モヤモヤもなくなっています。
モヤモヤを解消できるのは、自分だけです。自分が行動しなければ、いつまで経ってもモヤモヤというトンネルを抜け出すことはできません。
(朝の独り言☆)
三月は、栗城さんとの講演を行います。仮タイトルですが、自分に負けない心の使い方〜挑戦し続けている2人の「限界突破の方程式」〜を検討しています。他にPHP主催で、私と本田 健さんとのジョイント講演、対談が決まりました。詳細は、いち早くFBでお知らせします。楽しみにしていて下さい。