幸か不幸か、「未来」がどうなっていくのかが分かる人は、どこにもいません。どうなるか分からないから、不安になってしまうのは、とても自然な感情です。
どうなるか分からないから、何もしないでいては、バラ色の未来がやって来ることはありません。分からないからこそ、何かをすべきなのですが、その何かが分からないから、また不安になってしまう。
こういうイタチごっこみたいなことをしている人は、少なくありません。
どうなるか分からないというのは、裏を返せば、「何も決まっていない」ことでもあります。何も決まっていないから、自分の手でいくらでもよい未来にすることができます。
多くの人は、未来がどうなるか分からないから、「目に見えるもの」を手に入れようとします。たとえば、資格を取る。大企業に就職転職する。公務員になる。
あるいはお金持ちと結婚する……。
こうした目に見えるものを追求するのは、悪いことではありません。
もっとも、本人は気づいていませんが、そうした行動は、実は「未来はよくならない」という心理の表れです。
未来に不安を感じているから、少なくとも今は確実なものにすがろうとしています。これは、大いなるパラドックスです。
実は、どうなるか分からない未来をよくする方法は、1つだけあります。これは誰もができることなのに、多くの人が気づいてもいないから、まことに不思議です。
その方法とは、「今日という日を精いっぱい生きる」ことです。言葉にすると、平凡に聞こえますが、なかなかどうして奥が深いです。
これは、「今日を昨日よりもほんのちょっとでもいい1日にする」「明日を今日よりもほんのちょっとでもいい1日にする」ことにほかなりません。
少しずつでも前日よりよくなっていけば、そしてそれをずっと続けていけば、未来は必ずよくなっていきます。バラ色の未来が訪れることは、不可能ではありません。
未来を見たことがある人は誰もいないから、ついそれはどこか遠いところにあると思いがちです。とは言え、それが今日の延長線上にあることは疑いようがありません。
未来をよくしようと思ったら、今日という日を精いっぱい生きるしかないのです。未来のスタートは、まさに今日です。
今日を昨日よりもほんのちょっとでもいい1日にしていけば、どうなるか分からない未来もバラ色になる――。そう信じて行動していくことが、本当の未来志向です。
(朝の独り言☆)
今日は、節分です。しっかり、恵方巻きを食べました^_^。
皆さんは、恵方巻きを食べましたか!^_^