年を取るほど、少なくなっていくものがあります。残念ながら、それは体重とか血圧、とかではありません。
もしそうなら、大喜びする人がたくさんいそうです。あなたもその1人かもしれませんが……。
加齢とともに少なくなるもの――。それは、「チャレンジ」です。おそらくほとんどの人が、これに当てはまります。
チャレンジが少なくなるのには、きちんとした理由があります。それは、「分かったつもり」になっていることです。
知識・スキル・経験が増えるにつれて、「できること」が増えていきます。「知っていることも増えています。
「これはこういうことだよ」「ああ、あれはたいしたことないよ」「それはまったく必要ないね」……
何か新しいこと、未知のものに接しても、これまでの人生で培ってきた知識・スキル・経験に基づいて、自分なりに「正解」を出していきます。それが、本当に合っているかどうかは別にして……。
自分の知識・スキル・経験が、すべて正しいとは限りません。またいつでも通用するとは限らないものです。
たんなる「思い込み」を金科玉条としてしまうのは、実にもったいないことです。新しいこと、未知のものに触れる機会を自ら閉ざしてしまうのですから……。
「できる・できない」を問うことは、あまり意味がありません。もちろん、「できる」に越したことはないですが、「できない」で終わってしまっても、それはそれで十分です。チャレンジしたことに意味があります。
知識・スキル・経験が増えていって、「分かったつもり」になること。これが、一番怖いのです。
「分かったつもり」になると、思考・行動の動脈硬化を起こします。「チャレンジと動脈硬化になんの関係があるの?」と訝る人もいそうですが、大いにあります。
「これはこういうことだよ」「ああ、あれはたいしたことないよ」と勝手に結論づけて、それ以上は思考を巡らせない。
「それはまったく必要ないね」と行動しようともしない。思考と行動が停止して、頭とカラダを動かさなくなって、本当に動脈硬化を起こしかねません。
どんなことでもいいので、チャレンジしてみる。それは、「分かったつもり」になるのを防ぐだけでなく、自分の健康を維持するためにも極めて意味のあることなのです。
(朝の独り言☆)
今日は、プラチナコーチングでした。素晴らしい仲間との時間は、とても充実します。本気で語れることは、成長のために大切です。プラチナコーチングメンバーには、一番厳しく、はっきり伝えています。