したほうがいいのに、いざやろうとするとなかなかできないもの……。そういうものはたくさんありますが、代表例が、「チャレンジ」です。
「こういうことをやってみたい」「できたらいいな」「やってみたいんだよね」……
そういう気持ちを持っているのに、あと1歩を踏み出せない。こういう人は多いし、またどこにでもいます。
その人がなぜチャレンジできないのかと言うと、「能力がない」からでも「知識・スキル・経験に欠ける」からでも「環境がよくない」からでもでもありません。「失敗したくない」は理由の1つにはなり得ますが、それほど直接的に結びつくわけでもないです。
なかなか1歩を踏み出せない人は、チャレンジを過大評価しています。人生を変えるような、それこそ乾坤一擲の大勝負のようにとらえています。そう思っているから、やりたいと思っているのに行動できずに、日々モヤモヤしてしまっています。
チャレンジとは、決して大それたものではありません。「それまでやったことがなかったことをやってみること」です。日常の中で気軽にできるものにほかなりません。
たとえば、通勤途中の降りたことのない駅で途中下車してみる。読んだことのないぶ厚い本を読んでみる。メニューに載っている、なんだかよく分からない名前の料理を食べてみる……。
そんなささいなことが、チャレンジです。これならいつでもどこでもできます。
チャレンジに大小はありません。またいい悪いもないです。成功失敗の区別もつけられません。
やろうと思えば、毎日でもトライできます。可能なら毎日チャレンジすべきです。
「今日は何をしようかな?」
そんなふうに考えて毎日を過ごせば、必然的に好奇心が旺盛になるし、人生が楽しくなっていきます。実際に毎日、何かのチャレンジをすれば、ドンドン刺激が入ってきます。ありきたりと思っていた日常が、どんなことが起こるか分からない、とても刺激的なものに変わっていきます。
あなたは今日、どんなチャレンジをしましたか。やったことがないことに取り組んでみましたか?
(朝の独り言☆)
今日の診療の隙間時間は、読書でした。出版社からも本が送られてきますので、毎月かなりの本を読むことになります。送られてきたのですが、ななめ読みでも、必ずするようにしています。あらためて本を読むことが、知性を高める第一歩だと思いますね。皆さん、読書する習慣をつけて下さい。
*珍しく山形講演では、懇親会に参加しました(^^)