「こっちのほうが安い」「そんなものはいらない」「別に必要ない」……
いわゆる節約する人は、財布のヒモがとても固い人です。お金を使うことにとてもシビアです。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
節約するのは、悪いことではありません。モノを大事に使うことであり、ムダなことをしないことでもあります。
いらないものを買っても、ムダになります。何より散財になります。その意味では、節約する人は、お金を慎重に使っている人です。
節約する人は、「もったいない」から、ムダ遣いしないと思っていますが、必ずしもそうではありません。本人は認めたくないかもしれませんが、それは欲張りの裏返しでもあります。
ソンをしたくない。少ないお金で最大限のメリットを得たい……。
これは、節約している人の深層心理です。あなたもドキッとしませんでしたか。
安いものを選ぶ。必要ないものを買わない。それ自体はあってしかるべきですが、その気持ちの裏には「ソンしたくない」「できるだけメリットを得たい」という強欲さもあります。たんに自分がトクしたいだけです。
これは、本当の意味での節約ではありません。「もったいない」精神とはかけ離れています。自分のお金がなくなっていくのが「もったいない」と思っていることにほかなりません。
本当の意味で節約したいのであれば、価値のあるものを選んで使っていくに限ります。多少は値が張るかもしれませんが、価値のあるものだけを選んで買っていくと、大事に使うようになります。
価値のあるものを選ぼうとすると、審美眼が磨かれていきます。いらないもの、余計なもの、価値のないものを買わなくなっていきます。
価値のあるものだけを選んでいくから、ムダ遣いがなくなります。必然的に節約できるようになります。
節約には順番があります。価値のあるものを選ぶ、ムダ遣いがなくなる。
このとおりにしていくと、「もったない」ことをしなくなります。価値のあるものだけを選ぶようになったあなたは、本当の意味で節約できる人になっています。
(朝の独り言☆)
学会特別講演のため、仙台に来ています。今日の夜は、学会懇親会でした。懐かしい先生や同級生にも会え、楽しい時間でした。夜は、一人ジムに行きました