お互いを活かしていく、、、
「今、同じことを考えていた」「それをしようと思っていたんだ」「やっぱりこれだよね」……
家族や友人知人、職場の仲間など、長く一緒にいると、いい意味でも悪い意味でも、自分と相手の考え方や行動が不思議と似てくるものです。
それは関係が緊密である証拠ですが、思考や行動が100%一致することもまたありません。
緊密になればなるほど、思考や行動が一致するのは避けられないことですが、必要以上にそれを求めると、かえって逆効果です。
思考や行動が一致するようになるのは価値観を共有することにほかなりません。同時にそれは、価値観の画一化をもたらします。
順調なときなら、それもアリです。ただし、ひとたびピンチになったり逆境に陥ったりしたときは、逆の芽が出ることもあります。
価値観が1つしかないと、思考と行動も画一化して関係する人が金太郎飴化します。それで奏功すればいいですが、うまくいかないと全員にダメージがもたらされます。
価値観の画一化は、脆弱性と裏腹です。
どんなに緊密になったとしても、人間同士に相違はあります。違いはあって当たり前、むしろあるほうが健全です。
違いがあるのは疎遠とか関係がよくないとかいうことではありません。むしろ、お互いを活かす好機です。
違いがあるから、相手のマイナスを補うことができます。反対に、自分のマイナスも補ってもらえます。
相違とは、クッションです。それがあるから、お互いがうまくいくようになります。ムリに埋めようとするのは、意味がないし、不必要にリスクを増大化させます。
相違があることを認め合って尊重していくと、お互いに心地よくなります。お互いに自分の持っている力を発揮できるようになります。
10人いれば、十人十色。100人いれば、百人百様。1000人いれば、千差万別。そういう相違がある組織は、強くなります。
ピンチや逆境になっても、いくらでも打開策が出てくるから切り抜けて生き残れるものです。
あなたは周りの人の相違を認めていますか。またそれをうまく活かしていますか?
(朝の独り言☆)
明日は、コンサルタントとの院内研修会です。毎回、学びと気づきがあり、スタッフが成長しているのを感じています。やはり人生を加速成長するためには、学ぶしかありません。