「ああー、こんな天気のいい日に仕事だなんて。本当にやりたくないなぁ」
「本当に今日は天気がいいなぁ。ここまでやったから、もう仕事はやらない」……
似ているようで、実はその中身はまったく異なるもの。
「やりたくない」と「やらない」も、その1つです。多くの人は、特に気にせずにこの2つを混同しています。
「やりたくない」は、好き/嫌いや面白い/つまらないといった感情です。それを持つことが悪いのではなく、自分でコントロールすればいいだけです。
「天気がいい日には仕事をしたくない……」
そう思ってしまうのは自然なことだし、一概に「悪い」ととがめられる筋合いはありません。本当に仕事をサボってしまわない限りは……。
一方の「やらない」は、意思です。それを持つことは悪いことではなく、自分で徹底すればいいだけです。
「天気がいい日でもきちんと仕事をした。十分にやったから、もうこれ以上はやらなくていい……」
そう決めるのは自然なことだし、「悪い」ととがめられる筋合いは誰にもありません。仕事を早めに切り上げて、思う存分羽を伸ばすべきです。
感情と意思――。まったく異なるものなのに、それに気づかずにいる人は少なくありません。それどころか、間違って使う人もいます。
「ああー、こんな天気のいい日に仕事だなんて。もう今日は仕事はやらない」……
そう、前述した仕事をサボってしまう人です。自分が困らないのであれば、やりたくないことをムリしてやる必要はありません。天気がいいから、仕事をしないという選択もあり得ます。
ただし、「やりたくない」からと言って天気がいいことにかこつけてやらないでいるのは、たんに先送りしているだけです。感情をコントロールできずに、自分自身が流されてしまっています。
「やりたくない」と思うのは、あってもいいことです。それでもその感情はきちんとコントロールすべきです。
「やりたくない」を「やらない」という意思に変換させるのは安易です。もしそうしてしまったら、いずれ自分がしっぺ返しを食らうことになります。
(朝の独り言☆)
今日も凄く暑い一日でした。ゆっくり過ごすのも悪くないものです。しかし、時間に余裕があるからこそ、今年の残りの計画をしっかり立てたく思います。