好きか嫌いか。トクかソンか。得意か苦手か……。
何かをしようとするとき、そういう二項対立にして、どちらかを選ぼうとする人がいます。当たり前ですが、二者択一にしたら、選ぶものは決まってしまいます。
嫌いよりも好き。ソンよりもトク。苦手よりも得意……。
多くの人は、そういう選択をします。それが、悪いわけではありません。
ただ、その選択が将来においても、いい結果をもたらすかどうかは、また別の話です。
好きやトク、得意を基準にしたとしても、それが将来、自分にとっていい選択だったかどうかは、まったく分かりません。むしろ逆の目が出ることもあり得ます。
好き嫌いやソントク、得意苦手は、あくまでも現時点のことにすぎません。何年か経てば、変わっている可能性は「なきにしもあらず」です。
誰でも年をとれば、好みが変わります。食べ物が顕著な例ですが、若いころに食べた脂っこいものを受けつけなくなります。
一時的な利益を追ったら、将来的な利益を先食いすることになりかねません。得意なものを追求していっても、テクノロジーの進化によって、いつ時代遅れかつ陳腐化するかは 、まったく分からないところです。
感情やメリットは、あくまでも現在を起点にした判断軸です。それが将来も有効かどうかは、まったく分からないところです。
将来的にプラスになっているということを考慮に入れていないので、軸にして何かを選ぶことは、リスクが大きすぎます。
そもそも将来どうなるか分からないから、迷ってしまう……。あなたがそうつぶやくとしたら、私はあなたにもっとふさわしい軸を提示します。それは、「成長」です。
迷ったとき、どちらのほうが自分を成長させてくれるだろうか――。
「何年後かにどうなっていたいか」をイメージしているので、成長という判断軸は、将来を起点しています
そういう判断軸を持っていれば、自ずと答えは決まります。
自分自身をより成長させてくれるほうを選べば、間違いはありません。
成長は、好き嫌いやソントク、得意苦手を超越します。判断軸としては最適です。
自分をより成長させてくれるほうを選べば、多少苦労することはあっても、長い目で見れば、得たいものを手にすることができます。それは、大きく成長したあとでなければ、分からないことです。
(朝の独り言☆)
今日は、来週の講演にむけてのパワポを作っています。デザインや中の構成など、センスも必要です。しかし、できる限りより良いものにしたく思います。