人生の中で1度や2度は経験するもの――。それは、「つまずき」です。こう言うと、「私はもっとあります」「数えきれないほどです」「回数だけなら負けません」という言葉が返ってきそうです。
つまずくのは、決してカッコイイものではありません。痛いし、ときには大ケガにつながることもあります。
「できれば避けたい」と思っていても、いつの間にかしてしまうもの。つまずきには、そんなやっかいなところがあります。
避ける方法は、ないわけではありません。それは、四方八方を警戒しながら1歩1歩慎重に進んでいくことです。そうすれば、つまずくことはなくなりますが、目的地に進むまでに時間がかかりすぎます。
別につまずき自体は、悪いことではありません。何よりも前に向かって進んでいる証拠です。ただし、前のめりになってしまっているから、不意に転んでしまうのです。
前のめりになるのは、焦りや不安があるからです。「早く行きたい」「負けたくない」という気持ちだけが先走って、それに追いつかない足がもつれて、つまずいてしまいます。
前に向かって進んでいるのですから、何も焦ったり不安になったりする必要はありません。まずは落ち着いて、自分のペースで1歩1歩しっかりと大地を踏みしめるように進んでいきます。
追い越す人がいても「お先にどうぞ」と言えるくらいの余裕を持ちたいものです。このように1歩1歩着実に進んでいけば、つまずくことはなくなります。
それでももしつまずくようなことがあるとしたら、自分でも気がつかないうちに前のめりになっているからにほかなりません。そのときは恥ずかしがることなく、スクッと立ち上がります。
「いやぁ、コケちゃったな」と笑って言えるくらいなら、落ち着いている証拠です。そこからまた前を向いて歩き出します。
つまずきとは、人生のチェンジ・オブ・ペース。それは、自分のペースで前に進むように促してくれるシグナルです。
あなたは、今日、つまずくことがありましたか。それでもスクッと立ち上がって、前進しましたか?
(朝の独り言☆)
日曜日は、ブランディングセミナーです。テキストも完成し、準備をしています。課題も出ますので、決して楽なセミナーには、ならないと思います。