「いつまでもあると思うな、親とカネ」
これは、よく知られることわざです。自立心を養うことと倹約することを説いています。
まことに言い得て妙です。この「親とカネ」をほかの言葉に置き換えてみると、示唆に富むメッセージがいくつかできます。
「いつまでもあると思うな、夏休み」
これは、子どもにも、また自分にもグサリとくるメッセージになります。
これなら時間の大切さを説くことができます。
「いつまでもあると思うな、連勝を」
これは、「勝って兜の緒を締めよ」的なメッセージです。意外と身につまされる人が多いかもしれません。
別にギャンブルをやっている人を対象にしているのではなく、誰にでも当てはまることです。
仕事でも何回もうまくいくと、それが未来永劫続くように錯覚してしまいます。
たとえば、営業をしていて大型の契約が続けて取れた、あるいはコンペで企画が続けて採用された、コンテストで続けて優勝した……。
こういう有卦に入る時期というものは、程度の差を別にすれば、誰にでもあるものです。
あなたにも「連戦連勝」の時期があったか、これからあるはずです。
当然のことながら、連勝はいつか終わります。永遠に続くことはありません。それもまた誰でも同じです。
いつか終わりが来るもの……。それが連勝です(逆もまた言えます)。
うまくいっている状態を少しでも長引かせることはできても、永遠に続けることはできません。そんなことは分かっているのに、錯覚してしまう……。それは、連勝しているからです。
連勝することが、悪いのではありません。ツキはあるにしても、それは一種の実力の反映です。悪いのは、永遠に錯覚してしまうことです。つまり、自分自身です。
「こんないいことはいつまでも続かないよ」と不安になる必要はないですが、「いつか終わる」といつでも恬淡としていれば、「永遠に続く」と錯覚することもありません。
実際に、連勝がストップしても過度に落胆しません。
そしてそこからまた歩み始めることができます。次の連勝が始まるように……。
(朝の独り言☆)
今日、明日と二日間は、ISO更新の審査です。まずは、一日目が終わりました。審査を受けることは、さらなる成長の機会にもなります。やはり、常に成長なく、明日はありませんから!