自分ではかけているつもりはまったくなくても、実はしっかりかけている……。それが、「色メガネ」です。
自覚がないのに、色メガネをかけている人はたくさんいます。あなたもその1人かもしれません。
自覚がないのは、目に見えないからです。ふつうのメガネと違って、見ることも触ることもできません。本人は手にしたつもりはないのに、いつの間にか、かかっています。
見えないから、自分ではかけていることに気づきません。ところが、他人はあなたが色メガネをかけていることに気づいています。試しに、こう聞いてみたらどうでしょうか。
「私は色メガネをかけていますか?」
おそらくほとんどの人は、苦笑するだけです。ハッキリ「かけていますよ」と答えてくれる人はまれです。答えないのが、大人ですから……。
自分以外の人は、あなたが色メガネをかけていることを知っている……。まさに「裸の王様」状態です。
色メガネをかけたのは、自分です。他人があなたの知らないうちにかけてしまったということはありません。
それを外すことができるのは、自分だけです。他人があなたに代わって、外すことはできません。
そんな不可解な色メガネの正体は、自分の中の偏見や固定観念、執着といったものです。それは、すべて自分の中にあるものです。
何かをするにあたって、そうした自分の中の偏見や固定観念、執着といったものを通して、考えたり選択したりしていきますから、どうしても独りよがりになっていきます。自分勝手の行動にならざるを得ません。
周りにいる人は、「それはおかしい」と率直に思います。同時に、「この人は色メガネをかけている」と気づきます。
そのままではあなたの思考や選択は採用されないし、行動も支持されません。次第にあなた自身が周りの人たちから敬遠されるようになっていきます。
そこまできて、ようやく自分が色メガネをかけていることに気づきます。それが、あなたが色メガネを外すときです。
(朝の独り言☆)
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