「あなたは周りにいる人たちをよく見ていますか?」
そう聞かれたら、あなたはなんと答えるでしょうか。
たぶん多くの人は、「YES」と言うかもしれません。それは、本当でしょうか。試しにこう聞いてみます。
「職場であなたの隣(近く)にいる人は、今日はどんな格好をしていますか?」
その人のことを見ないで、どんな洋服をして、どんなアクセサリーを身につけていたか、ちゃんと答えられたら、たいしたものです。
あなたが、ふだん周りの人のことをよくいている証拠です。次に、こう聞いてみます。いくらあなたでも、この問いには答えられないような気がします。
「その人は今、どんな気持ちでいるでしょうか?」
困惑したあなたの表情が目に浮かぶようです。外見からはなかなかその人の本当の気持ちをつかみづらいものです。
ちょっとしたしぐさに、本音が表れてしまうとしても……。
周りの人が何を考えているか、どんな気持ちでいるのかをつかむのは、難しいものです。
「どうなの?」と聞いても、本当の気持ちを言わないこともあります。
自分の中に悩みや迷い、葛藤があれば、なかなか口に出しづらいものです。
相手は「察してほしい」から、言わないのではありません。自分でもどうしたらいいのか分からず、その困惑した気持ちを言葉にうまく乗せられないから、口を開けないでいます。
もし隣にいる人が、そんな気持ちを抱えながら仕事をしていたとしたら、あなたとしても「なんとかしてあげたい」と思うはずです。
それでは、あなたはその気持ちをどうやって理解するのでしょうか。
「大丈夫?」と問いかけても、本当の気持ちを口に出すことはまずありません。なんと言っていいかわからないのですから……。
あなたがその人にできることは、ただ1つ。ココロの目で見ること。ココロの目で見ていくと、その人の複雑な気持ちをうっすらと感じ取れるようになります。
その複雑さにあなたはビックリするかもしれません。その人は、それだけ葛藤していたということです。
その複雑な気持ちを少しでも共有できたら、その人はだいぶラクになってきます。解決することはないにしても、悩みや迷い、葛藤から少しずつ解放されるようになります。
ココロの目で見ていくと、相手が楽しんでいるのか悩んでいるのか、やんわりと理解できるようになります。
(朝の独り言☆)
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