「今はやりたくないなぁ」「時間があるときにやろう」「あとでやればいい」……
ものごとをすぐにやらないで、あと回しにしてしまうことがあります。
それが、苦手なことややりたくないことなら、なおさらです。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
先送りするのは、悪いことではありません。やる必要のないこと、優先順位の低いことであれば、先送りしても不都合はないはずです。
しかしながら、あなたが先送りしようとしているのは、そういうものではありません。
それは、間違いなく「やらなければならないのに、やりたくないこと」です。
やらなければならないのに、やりたくないから、先送りしようとしています。子どものころの夏休みの宿題のように……。
先送りしようとしてしまうのは、ある意味で、正直だからでもあります。
「やりたくない」という自分の気持ちに忠実です。実際に先送りして、「どうにもならない」という段階になって、ようやく手をつけるようになります。
8月25日を過ぎて、ようやく夏休みの宿題に取りかかる子どもと同じです。
最終的には、重い腰を上げて取り組むのですから、先送りする人は、責任感があります。
デッドラインを前にして、苦しみながらも、仕上げようとします。
その意味では、苦しむのが好きな人とも言えます。苦しむことで、自分が「一生懸命やっている」という充実感を得ているのかもしれません。
こういう人にアドバイスするとしたら、1つだけあります。それは、「少しずつ先送りする」ことです。
やりたくないことや苦手なことを全面的に先送りしてしまったら、苦しむだけです。
先送りする人は、苦しみを先送りしています。そうならないように、まずは10分の1くらいやってしまって、残りを何日かあとに先送りしてしまいます。
数日経って、「あれをやらなきゃ」と思ったら、10分の1くらいやって、残りを先送りします。
これを繰り返していくと、デッドラインが近づいたころには、残りは半分くらいに減っているものです。
それくらいなら、苦しむことなく一気にかたづけられます。
先送りするのは、けっして悪いことではありません。要は、やり方次第です。
上手に先送りすれば、誰にも迷惑をかけずに済みます。
(朝の独り言☆)
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