やりたいことを実現するために一生懸命命頑張ってきたのに、思うような成果を得られなかった……。
人生では、よくあることです。また誰にも起こり得ることです。
頑張ったのにうまくいかないと、無念で悔しくてたまらない気持ちになります。
けれども、起こった事実を変えることはできません。
事実を変えられない以上、やるべきことは失敗を上手に割り切っていくことです。
1度や2度の失敗で人生が終わるわけではありません。
これからもあなたの人生は、続いていきます。
捲土重来を期す――。これしかすることはありません。
そのためにも、うまくいかなかった事実に向き合って、上手に割り切っていきます。
実は、割り切るにも、うまい下手があります。ここを違えてしまうと、その後の展開が大きく変わってしまいます。
「私には才能がない」「こういう星の下に生まれてきた」「やるんじゃなかった」……
割り切り方が下手な人は、失敗を自分の力不足が原因だと、とらえてしまいます。
自分自身を「敗者」ととらえて、失敗したことを傷にしてしまいます。
こういう人には、気づかないうちに「負け犬根性」がしみついています。
それをのちのちまで引きずってしまうので、次にまったく別の何かをしたとしても、うまくいかなくなりがちです。
反対に、割り切り方がうまい人は、失敗したことを深刻にとらえていません。
うまくいかない事実は、そのまま認めています。ただし、それをうまくいくまでの「1つのプロセス」と認識しています。
「これは『弱点をきちんと克服しろ』ということだな」「成功に近づいている」「お楽しみがちょっと先に延びただけだ」……
こんなふうにとらえているので、失敗が傷になることはありません。むしろ失敗を勲章にしています。
禍福はあざなえる縄のごとし――。1つの成功は、次の失敗の要因になり得ます。1つの失敗が、次の成功の要因にもなります。
うまくいかないことは、上手に割り切っていくしかありません。
上手に割り切った人だけが、本物の成功を収めていきます。
(朝の独り言☆)
松江市での講演会は、大盛況でした。主催者三上さん、仲間の努力に感謝します。会場が一つになれた、感動の講演でした。