2017.10.13.

エコヒイキする人は、選考条件を明確にする、、、

「キミには誰よりも期待しているよ」「全力でバックアップするよ」「なんでも言ってくれたまえ」……

はたから見てもハッキリ分かるほど、特定の誰かに肩入れする……。いわゆる「エコヒイキ」は、どこの世界にもあります。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

 限られた経営資源を集中的かつ有効に使うのは、当たり前のことです。それは、人材についても言えます。その意味では、エコヒイキするのは、何も悪いことではありません。

とは言え、そのやり方は工夫する必要があります。好き嫌いや欲得に基づいたエコヒイキは、言語道断です。

私利私欲によるエコヒイキは、明らかな「差別」です。実力や能力に基づかないエコヒイキは、嫉妬や反発を生むので、抜擢されたほうもつらくなります。ヒイキの引き倒しになりかねません。

エコヒイキするには、条件があります。それは、次の3つです。

1つ目が、選ぶ前は公平。最初から特定の誰かを抜擢するのではなく、選ぶ前は全員にチャンスを与えます。あくまでも機会平等です。

2つ目が、基準が明確。「キャリア5年以上」「対象者は500点以上獲得した者」「応募できるのはノルマをクリアした者のみ」という基準を最初に掲げていきます。その基準を超えた者だけが、抜擢されるようにします。

3つ目が、敗者復活がある。1度だけしかチャンスを与えられないとしたら、2度と浮上する目がなくなります。

それでは抜擢されなかった人たちの行き場がなく、どこかほかに行かざるを得ません。人材の流出は長期的には、経営資源の毀損です。

敗者復活があれば、抜擢されなかった人も「次のチャンスを待とう」と、それを励みにして頑張ることができます。

また抜擢されたほうも慢心せずに、「引き続き頑張ろう」と、向上心を持ち続けます。両者が、切磋琢磨していきます。

エコヒイキする条件を明確にすれば、選ばれたほうも、そうでない人も頑張るようになって、組織が活性化していきます。

エコヒイキには、誰もが刺激を受ける正しいやり方があります。

(朝の独り言☆)
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