うまくいかないときをどのようにとらえるかは、まさに人それぞれです。「試練」とらえる人もいれば、「うまくいく前触れ」と見る人もいます。
長い短いは別にして、せっかく来たこの「うまくいかないとき」を喜んでいる存在があります。断っておきますが、それはあなたと競合関係にある人ではありません(なかには本当に喜んでいる人もいそうですが……)。
「うまくいかないのを喜んでいるなんて……」
あなたは眉をひそめていますが、その存在にとってはチャンスなのだから、仕方ありません。
気になるものの正体は、あなたがこれまで培ってきたにもかかわらず、まだ使わないでいた「知識・スキル・経験」です。
うまくいかないことを喜んでいるのは、なんのことはない、あなた自身の中にあるものです。
あなたがうまくいかないことを喜んでいるのではありません。自分たちの「出番が来た」ことを喜んでいるのです。
うまくいかないときとは、それまでやってきたやり方が通用しなくなったことの表れです。そろそろほかのやり方を考えたり、実践したりする時期でもあります。
状況を打開するためには、まったく新しい知識・スキル・経験を身につけるのもアリです。もっともそれには時間がかかります。新しいものを身につけている間にも、さらに状況が悪化しかねません。
それよりも効果的なやり方が、未使用の知識・スキル・経験を実践することです。それらは、うまくいっているときには、出番がありません。
うまくいっているとき、人はそのやり方をなかなか変えようとしませんから、出られない状況が続いていました。言ってみれば、「ベンチウォーマー状態」です。
状況を打開するためにも、そのせっかく身につけた知識・スキル・経験を試していきます。その中には通用するものが必ずあるはずです。
「これはイケそうだ!」という手応えを感じたら、トコトンやっていきます。実際にうまくいったら、それが自分にとっての必勝パターンになっていきます。
うまくいかないときは、自分の中に眠っているもの引っ張り出すときです。あなたは、すでにたくさんのものを身につけています。
うまくいかないのは、まだ使っていない知識・スキル・経験を投入する格好の時期が来たことにほかなりません。
(朝の独り言☆)
寒くなりましたね!明日の帯広最低気温は、2度らしいです。風邪などひかないように、気をつけましょう!