2017.10.19.

やめることを先に決める、、、

「やりたいことをやる時間がない」「やらなければならないことがたくさんあって、ゆっくり休むヒマもない」「忙しくて寝不足」……

多くの人に共通する悩み……。それは、「時間が足りない」ことです。

 時間だけは誰にも平等に1日に24時間与えられています。1日に30時間ある人や20時間しかない人なんていません。

「時間が足りない」と思っている人は、間違いなく忙しい人です。「ヒマでヒマでしょうがない」と言う人は、逆に時間を持て余しています。

忙しいから、時間が足りない。時間が足りないから、忙しい……。まるでニワトリと卵のような関係です。

多くの人は、足りない時間を増やす方法を考えます。その1つが、効率化です。

1時間かけてやるのと50分でやるのでは、10分余らせることになります。これを6つやれば、1時間つくることができます。1時間もあれば、やりたいこともできるようになります。

残念ながら、この効率化には落とし穴があります。効率化そのものが目的化することです。

効率化は何かを生み出すためにするもので、それ自体を目的とするのではありません。

そうなったら、効率化のアリ地獄にはまってしまいます。

時間が足りない人に苦しんでいるのは、そこに原因があります。効率化は悪いことではありませんが、それだけで足りない時間を増やそうとするのは、ムリがあります。

それよりももっとカンタンでラクな方法があります。

それは、「やらなくていいことをやめる」ことです。1日24時間の中で、多くの人が「やらなくていいこと」をかなりやっています。それはやめてしまえば、時間は意外につくれるものです。

24時間を子細に見ていくと、あなたも「やらなくていいこと」がたくさんあることに気づくはずです。

それらすべてをトータルすると、かなりの時間に膨れ上がります。その時間をまるごと「やりたいこと」のためにあてれば、一気に悩みは解決します。

「時間が足りない」と思ったら、まずやめることを先に決めます。実際にやめてみて、問題がなかったら、それは「やらなくていいこと」です。

そうして足りない時間を増やしていけば、本当にやりたいことができるようになります。

そのうえで効率化も進めていくと、時間活用の達人になっていきます。

(朝の独り言☆)
今日は、11月発売新刊の最終校正をしました。何度も原稿を読み返すには、気力と気合い、情熱がないと出来ないものです!今から発売日が楽しみです。