「もう分かった。こうやればいいんだ!」「なるほど。そういうことか」……
誰かの話を聞いたり、資料を読んだりしているときに、最後まで到達していないのにすぐさま行動に移す人がいます。
そのスピーディーさに周りの人がビックリしますが、実際にやってみたところ、まったく見当違いのことをすることがあります。
「おいおい、それは違うよ」
結果として、周りの人は2度ビックリすることになります。こういう早合点をする人は、どこの世界にもいます。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
たいていは周りの人が「それは違うよ」と途中で気づくので、大ごとにならずに済みます。それでも周りを振り回して、迷惑をかけていることに変わりありません。
名誉のために言うと、早合点する人は、いい人です。決して悪気があって、迷惑なことをしているのではありません。
なぜ早合点してしまうのかと言うと、フットワークが軽いからです。また前向きで好奇心が旺盛だからです。
話を聞いたり文章を読んだりしたときに、「面白い!」と思ったら、ウズウズしてきます。
最後まで話を聞いたり文章を読んだりするのももどかしく感じて、すぐに自分で体験したくなります。
こうなったら、止まりません。たとえ話半分だけでも、飛び出して実践しようとします。もちろん、不十分な理解なので、うまくいかないし、結果も散々に終わります。
この人に必要なのは、慎重さではありません。もし慎重になってしまったら、持ち味であるフットワークの軽さや好奇心を失ってしまいます。
本当に必要なのは、周りの人への確認です。早合点する人の理解が中途半端なのは、事実です。
幸か不幸か、本人はそう思っていません。別に自分は正しいとも思っていないですが、見当外れだからうまくいかないだけです。
それを防ぐには、ただ1つ。ウズウズしてきたら、周りの人に「こういう理解で大丈夫ですか?」と確認することです。
もし理解が正しくなければ、周りの人が補足して説明したり軌道修正したりしてくれます。本人も完全に理解するようになります。
周りの人に確認するだけで、早合点する人は、ものごとの理解を深められます。また周囲に迷惑をかけることもなくなります。
(朝の独り言⭐)
今日、きずな出版定期講演会でした!約600名の20代〜30代のお客様でしたが、大盛況でした。最後、岡崎さんと対談前には、全員がスタンディングで、ハッピバースデーの歌をサプライズでプレゼント🎁!感動しました。会場書籍販売も200冊以上と過去最高!やはり何でもやる以上は、過去最高が良いです。きずな出版小寺さん、岡崎さん、ありがとうごさいました。