「断られてから営業が始まる」
営業の世界では、そんなふうに言われることがあります。この言葉を真に受けて、嫌がるお客様にしつこくアプローチするのは論外です。
それではこの言葉を全面的に否定すべきなのかと言うと、そうでもありません。一片の真理を含んでいます。
営業に限らず、仕事でもプライベートでも「もうダメだ」と思うことはよくあります。「もうダメだ」と思うときは、実はチャンスです。
こう言うと、「本当ですか。信じられない」と言う人がいるかもしれません。
信じる・信じないは、自由。私自身は真理をお伝えするだけです。
そのチャンスは、3つあります。それを得るのは、そんなに難しいことではありません。
1つ目が、考えるチャンス。「もうダメだ」と思うときは、断崖絶壁に追い込まれたようなかんじです。ありきたりな方法では、そこから抜け出すことはできません。
常識を超えるような、あるいは奇想天外な方法が求められます。逆説的ですが、そういう方法は、ふつうの状態ではなかなか出てきません。
「火事場の馬鹿力」で、追い込まれたときにこそ、出てくるものです。
2つ目が、実行するチャンス。いくら起死回生のいいアイデアを思いついたとしても、実行しなければ状況は変わりません。実行しなければ、いよいよ崖から落ちてしまいます。状況を変えるには、実行あるのみ。
3つ目が、楽しむチャンス。断崖絶壁に立たされて、楽しめるような人は皆無です。けれども、悲観してばかりいても、何も変わりません。
こういう状況はめったにあるものではないので、楽しむくらいの余裕があると、活路が開けてきます。
「お祭りだ」と思って楽しんだほうが、思いのほかうまくいくものです。
考える・実行する・楽しむ――。「もうダメだ」と思ったときには、3つのチャンスがあなたの前にあります。
そのチャンスを活かすか活かさないかは、あなたの自由。ただし、うまく活かせば、断崖絶壁から抜け出すことは可能です。
(朝の独り言⭐︎)
今日は88才の患者様で、今まで何度も入れ歯を作っても合わないということで来院されました。確かに、かなり難しいとは思いますが、スーパーデンチャーでやることに!何でも食べられるように、してあげたいです。