「大丈夫」と言い張る人は、現実が見えていない、、、
「大丈夫。うまくやるから」「もう治ったから、大丈夫」「1人でも大丈夫」……
周りから心配されたり気にかけられたりしたときに、「大丈夫、大丈夫」と言い張る人がいます。もしかしたら、あなだもその1人かもしれません。
客観的に言えば、「大丈夫だ」と思っているのは、本人だけです。これは冷たく突き放しているのではなく、極めて冷静な見方です。
そもそも「大丈夫ではない」から、周りは本人を心配したり気にかけたりしています。周りの人は、きちんと現実を見ています。
本人が「大丈夫」と言い張るのは、たんに現実が見えていないからです。もっと言えば、自分自身を過大評価している、あるいは事態を過小評価しています。
本人にも多少は「今の自分は万全ではない」という認識があります。そんな状態でも「なんとかなるだろう」と楽観的になって、周りの声を振り払って、目の前のことを強行しようとします。
実際にやってみると、やはりうまくいきません。それは、周りの人の認識のほうが正しかったことを意味します。
万全ではないから周りが止めようとするのに、それでも強行しようとするのは、弱さの表れです。周りの声に従うと、自分の弱さを認めることになるから、意固地になってしまいます。
「これくらいなんとかなる」と、周りの見方が間違っていることを証明しようとして、強行してしまう……。それも、弱さの表れです。
自分でも「万全ではない」と薄々ながら気づいているのですから、心配されたり気にかけられたりしたときは、「このままではダメかも」「ちょっとキツイ」「ムリっぽいな」と言うべきです。
逆に「大丈夫だから」と強行する限り、「そこまで言うのなら」と、周りの人は1歩引いてしまいます。
素直に自分の状態を認めた人には、周りもフォローしてくれます。応援したりアシストしたりしてくれて、うまくいくように導いてくれます。
それは、恥ずかしいことでもなんでもありません。そうしてフォローしてもらえば、次はあなたが誰かを応援したりアシストしたりすればいいのです。自分が「大丈夫でない」と言うことは、強さの表れです。
(朝の独り言⭐︎)
今日は、インターネットのインタビュー記事原稿の校正をしました。先日、20代、30代向けに取材を受けたものです。公開されましたら、FB読者には、いち早くご紹介します。