2018.11.19.

つつがない1日を過ごす、、、

1年365日。そのほとんどは、代わり映えのしない1日です。

これが言いすぎなら、つつがない1日です。もっとも、これは当たり前です。つつがある1日ばかりだと困ってしまいますから……。

「今日も1日無事に過ごすことができました……」
そんなふうに言って、1日を終える――。そういう毎日にしたいものです。

もっとも、つつがない1日は、何もしない1日ではありません。そんなことをしていたら、それも毎日続けていたら、遠からず、つつがある日々を過ごすことになります。火の車と言うか、朝から晩まで駆けずり回ることになり、気が休まる瞬間がありません。

逆説的ですが、つつがない1日を過ごすためには、朝から晩まで動き回らなければなりません。それは、「その日1日にやるべきことをきちんとやること」を意味します。

毎日きちんとやるべきことをやろうとしても、トラブルやハプニングが起こって支障を来すことがあります。

たとえば、クライアントからクレームをもらったり、上司からプロジェクトの内容変更を指示されたりするなんてことは、往々に起こります。

もしかしたら、そうした想定外の出来事のほうが多いかもしれません。

そうした突発的出来事をうまく処理できることも、反対に、解決できないこともあります。

うまく処理できたら、可能な限り、その日1日のやるべきことを処理していきます。処理できなかったとしたら、打てるだけの手を打ち、抜本的解決を後日に回します。

あとは可能な限り、やるべきことをやっていきます。

そうしてなんとか1日を終えると、あなたは実感するはずです。つつがない1日を過ごすのは、どれほど大変なことなのかを。また貴いことなのかを――。

つつがない1日を過ごすのは、実はカンタンにできることではありません。何もしない、あるいは中途半端にものごとを処理していたら、つつがある1日で終わってしまいます。

さまざまなものごとを処理して、ようやくそれは実現するものなのです。

この真実を理解したら、やるべきことをきちんとやったあなたは、ココロの底からこう思うようになります。

「今日も1日無事に過ごすことができました……」