現代のように情報入手の媒体やチャンネルが多様化すると、どんな内容であれ、告知するのはますます難しくなっています。1つの媒体やチャンネルでPRや宣伝をすればいいということはないので、終わりがありません。
逆にとらえれば、これはチャンスです。いろいろな媒体やチャンネルで手間ヒマかけて情報を流していけば、それが伝わる時代になったということですから……。
1つの媒体やチャンネルで情報を一斉に流す時代は、単純にお金を持っている人が有利です。また同じものを流していればよかったので、手間ヒマもかかっていません。
ところが、さまざまな媒体やチャンネルで、受け取る人に合わせていろいろなパターンを流していく時代になったことで、手間ヒマをかけて情報を送ることで効果が見込めるようになってきています。これは、情報発信における金銭的コストがグーンと下がったことを意味します。
やる気と創意工夫さえあれば、誰もが届けたい人に告知をすることが可能になっています。情報発信において、こんなに恵まれた時代はありません。その勢いとスピードはドンドン加速しています。
告知とは、届けたい人にメッセージがしっかり伝わること。もちろん、受け取った人が送る側の期待するレスポンスをとるかどうかは、また別問題です。
少なくとも届かなければ、そのメッセージに賛成/反対のどちらかを示すこともできません。届くから、なんらかのレスポンスを得ることができます。
どんなにお金をかけても、届けたい人に何も伝わっていなければ、告知したとは言えません。それは、「情報発信をしている」という、ただの自己満足です。
告知するからには、あらゆる媒体やチャンネルを使って、1つではなくさまざまなメッセージを発信していきます。「これだけやったから、もういいだろう」と思っているうちは、告知したことにはなりません。
「もっとこんなことができる」「こういう言い方にしてみよう」と、やり方やアイデアがドンドン出てくるくらい取り組んで、ようやく告知をしたことになります。そこまでやって初めて、届けたい人にメッセージが届き、レスポンスも返ってきます。
あなたは今日、届けたい人にしっかりメッセージを送りましたか。レスポンスがきちんと返ってきましたか?