あなたは今日、何もせずにボーッとしていましたか。あるいはコーヒーでも飲みながら、ゆったりしていましたか?
こんなことを聞くと、「何を言っているんですか。そんな時間はありませんよ。いい気なもんですよね」というお叱りを受けそうです。
私はと言うと、何もせずにボーッとしていたこともあったし、コーヒーを飲みながらゆったりしてもいました。
だからと言って、私自身がヒマなのではありません。ただ1日のうちで「何をしてもいい」自由な時間を持っているだけです。
1日24時間、何をするのも、反対に何もしないのも自由。時間の使い方は、1人1人が考えて実践すべきことです。
多くの人にとっては、1日のうち最も多くの時間を占めるのが仕事です。「仕事中心の1日(毎日)になっている」と言っても、過言ではありません。
それに異議を唱えるつもりはないですが、その仕事をしている時間帯に、何もせずにボーッとしていたり、コーヒーを飲みながらゆったりしたりするヒマもないのは、さびしすぎます。
分かりやすい言葉で言えば、息を抜く時間があるほうが、トータルすると、成果が挙がるものです。
忙しいあなたのことですから、息を抜く時間はあまりないかもしれません。それでもムリにでもそういう時間をつくると、思っている以上に効果が出るものです。
別にボーッとしなくてもいいし、コーヒーを飲まなくてもいいです。本を読んでもいいし、散歩をするのもOK。
仕事をする時間帯に「何をしてもいい」自由な時間を組み込んでおくと、メリハリがききます。
できれば1日のうちで15分から30分ほど、何をしてもいい自由な時間をあらかじめ設定しておきます。
その時間帯だけは仕事は一切しません。「サボっている」ように見えてもいいです。それは、必要な時間なのですから……。
その自由な時間が終わったあとは、リフレッシュしているから集中力もアップして快調に仕事を処理できるようになっています。
効果を実感すれば、「今日は14時から14時30分までは自由時間」とスケジューリングするようになります。
その30分は、あなたが仕事をするうえで欠かせない時間になっています。こう言ったら、あなたも「自由な時間をつくろう」と思うようになりませんか?