2019.1.21.

日々、淡々と過ごす、、、

やるべきことをしっかりやる――。そうした1日を過ごすのは、案外、難しいことです。

本来、やるべきことをやるだけで十分、満ち足りた1日になります。それが365日続くとしても、なんら不平不満の対象になることではありません。

確かにやるべきことをやるだけでは、平々凡々に映ります。多少の刺激があったほうがいいのは、否定しません。

いいことがあれば、楽しんだり喜んだりする。よくないことがあれば、ガッカリしたり悲しんだりする……。

そういう一喜一憂するような毎日のほうがいいかと言えば、そうでもありません。

それよりはいいことがあっても、反対によくないことがあっても、過剰に反応することなく、やさしく包み込んでしまうような、淡々とした日々を過ごすほうが、肉体的にもまた精神的にも健全で衛生的です。

一喜一憂するようなことがあれば、スリリングな毎日を送ることになります。やってみれば分かることですが、そういう1日はとても疲れます。

肉体的に疲れるだけなら、寝れば翌日には解消できます。残念ながら、残るのは、ココロの疲れ。

一喜一憂すると、ココロが想像以上に疲れます。アップダウンが大きければ大きいほど、その疲れは増します。

しかもココロの疲れは、寝れば解消できるものではありません。うまく取らないと、気づかぬうちに蓄積してしまいます。

一喜一憂するような毎日を送っていると、ココロの疲れがドンドン積み重なっていきます。それは、ノイローゼとか「うつ」といった症状に発展しかねません。

やるべきことをしっかりやれるのは、とてもありがたいことです。そうした日々は、何ものにも代えることができません。

淡々とやるべきことをやって、その結果、いいことがあっても、よくないことがあっても、「そういうこともあるよね」と言って、やさしく包み込んでしまう……。それを365日続けることは、とてもスゴイことです。

一喜一憂より淡々――。そんな毎日を過ごしたいものです