2019.2.27.

計画は、行動するためにある、、、

何かを始めるにあたって、事前に立てるもの――。それが、「計画」です。

計画は、「ない」よりは「ある」ほうがいいに決まっています。大げさではなく、始めたことが完遂するかどうかを大きく左右する存在と言っても過言ではないくらいです。

もっとも、立ててしまえば必ずその始めたことが無事完遂するわけではありません。立てたほうが、確かにゴールに到着する確率は高まります。

こう言うと、「立てなくてもいいの?」といぶかる人もいそうですが、それは違います。立てたほうがいいのはヤマヤマですが、「落とし穴」があることに気づいてもらいたいのです。

当たり前ですが、どんなに緻密な計画を立てたとしても、実行しなければ何も始まらないし変わりません。始めたことを完遂できない人の多くは、計画を立てただけで終わっています。

自分でも「完璧!」と思える計画を立てると、「もうこうこれで大丈夫だ」とすっかり安心してしまう人が少なくありません。立てたことで「やった気」「できた気」になってしまっています。

皮肉なことに、その計画がパーフェクトに近ければ近いほど、その傾向が強まります。行動が致命的に不足しているから、何も生まれません。こういう「計画倒れ」に終わる人は、驚くほど多いです。

そんなことになるくらいなら、杜撰でもいいからひとまず計画を立てたほうが、はるかにマシです。その代わり圧倒的な行動をしていくほうが、何をするのであれ完遂できます。

行動なき計画は、ナンセンス。行動を伴って初めて、計画を立てることの意味が生じます。

計画は、それ自体に意味があるのではありません。行動をすること、始めるものごとを完遂するために存在します。

あなたが今、取り組んでいることが、なかなかゴールにたどり着かないとしたら、原因は2つあります。

1つが、そもそも計画を立てていない。もう1つが、計画を立てだけで十分な行動をしていない。このどちらかに当てはまります。