「人生の目的はなんですか?」
そう問われたら、答えはさまざま。人によって違うのは当たり前ですが、こう答える人は多いに違いありません。
それは、成長すること――。あなたがこの答えに全面的に賛同してくれることを願っています。
成長には、限界がありません。最期の瞬間まで追求することができます。
その意味では、目的とするのに格好の存在です。これを目的とすれば、人生が充実するのは間違いありません。
努力をすれば、誰もが日々、成長できます。昨日と比べてほんの数ミリでも前に進んでいれば、それは立派な成長です。
亀のように歩みがのろくても、なんの問題もありません。そんなことは、恥じる必要もないことです。
あなたは、自分のペースで成長していけばいいのです。ほかの人や周りと比べるのは、ナンセンス。
もしほかの人のことが気になるとしたら、明確な、けれどもあまり認めたくはない理由があります。それは、自分自身が成長している実感を持てないでいること。どうですか、図星ではありませんか。
日々、自分自身の成長を実感できているとしたら、外に目が向くことなどありません。周りが気になるはずがないのです。
「もっと成長するには、どうしたらいいだろうか?」
そう考えて最適な行動を実践し、なおかつフィードバックしていきますから、ほかの人のことを気にしているヒマもありません。日々、成長することだけを追求していきます。
こういう人は、言ってみれば、「成長オタク」でしょうか。こんなふうに言われたからと言って、不機嫌になる人もいません。むしろ「本当にそうですね」と、屈託なく笑う人もいるほどです。
目的とするのにこれほど楽しいものはない――。これは、日々、成長している人の本音です。そこに、一点の曇りもウソ偽りもありません。