スケジュールのない仕事などありません。仕事とは、「決められたスケジュールどおりにこなしていくこと」と言ってもいいくらいです。
スケジュールの立て方は、人それぞれ。よくも悪くも、そこにその本質が表れるものです。
コツコツやるタイプは、やはり期限までにきちんと完成するように、バランスよく配分したスケジュールを立てます。スケジュールづくりにも、真剣に取り組みます。
「やるときはやる」というタイプは、細かいことを考えないで、大まかなスケジュールしか立てません。
気分が乗ったらやるし、乗らなかったらやらないというその日暮らしのようなところがあります。
どちらがいい/悪いということはありません。どちらも一長一短。
前者は、行動重視。毎日決められたことをしっかりやろうとしますが、やる気に欠けるときやコンディションがよくないときは、スケジュールを消化しきれなくなって、あとになってやや苦労することもあります。
後者は、やる気重視。毎日あらかじめ決められたことをやるのも、コツコツやるのも苦手です。その代わり、やる気になったときは爆発的な行動力を見せますが、クオリティーにムラがあったり、期限ギリギリになって完成したりする面が「なきにしもあらず」です。
結局のところ、期限に間に合えばいいので、自分に合ったスケジュールを立てるのがベストです。自分に合わないスケジュールを立てて期限に間に合わなければ、元も子もありません。とは言え、自分とは反対のやり方を取り入れてみると、意外に効果があったりします。
コツコツタイプで言えば、毎日きっちりスケジュールを立てるのではなく、ときには「何をするのか分からない」未定を入れてみます。
こうしてメリハリをつけると、やる気のムラもなくなり、コンディション不良にも対処できるようになります。
細かいことを考えないタイプは、最低限の行動のノルマを毎日課すようにしてみます。クオリティーのムラがなくなり、期限ギリギリになることを回避できます。
自分とは反対のやり方を取り入れたスケジュールにすると、ムラがなくなります。これは、多くの人が気づかないでいることです。