「この分野なら、あの人が詳しいはず」「〇〇と言えば、やっぱりあの人!」……
その場にはいないのに、引合いに出されたり思い出してもらえたりする――。それが、存在価値が高いということ。
存在価値が高ければ、ビジネスならオファーがドンドン来ます。プライベートなら誘われたり、頼りにされたりします。
いずれにせよ、相手に一目置かれているということですから、喜ぶべきことです。そう思ってくれる人が多ければ多いほど、尊敬されたり人気者になったりします。自分の知らないところで、勝手にステータスが高くなります。
もっとも口で言うほどカンタンなことではありません。一朝一夕に実現できるものでもないです。
言うまでもなく、不断の努力が必要です。ある特定の分野に精通し、秀でるくらいでないと、やはり「あの人!」と思い出してもらえません。強烈なインパクトがあるから、思い出してもらえます。
そのチャンスはたった1回。相手が何かで困っているときに、自分がそれまで身につけてきた知識・スキル・経験を活かして、相手のピンチやトラブルを無事に解決できたとき――。
「この人はこんなことができるのか!」「こんなすごいところがあるのか!」……
自分を救ってくれたことに感謝するとともに、あなたの知られざる一面に感動します。その感動が大きければ大きいほど、人にも話していくので、「あなたがスゴイ」ことがいろいろな人に伝わっていきます。
たった1回、相手の役に立っただけで、あなたのスゴさが口コミで広がります。頼んだわけでもないのに、勝手に宣伝活動してくれます。
こうして自分がその場にいるわけでもないのに、「〇〇と言えば、あの人!」と認知されるようになります。存在価値がドンドン高まっていきます。
あなたとしては、特にアピールしようとか仕事をもらおうとしてやったことではありません。
相手の役に立ちたかっただけ。そういう純粋な気持ちでやったから、相手が感動して、結果として存在価値が高まることになります。
存在価値――。あなたには、ありますか。また高めようとしていますか?