道を間違えて、約束の時間に遅れてしまった。打ち間違いがあって、誤字だらけの報告書をつくってしまった……。
誰にでも間違いはあります。おそらく１日のうち、２つや３つの間違いはするものです。
間違えること自体は、なんら悪いことではありません。それは、選択し行動した結果です。
その結果がうまくいかなかっただけのこと。そこから改善改良していけば、マイナスを帳消しにできます。
うまくいけば、大幅なプラスになることもあり得ます。その場合、「災い転じて福となす」になります。
そう、「間違える」には、こうしたいい面もあります。あなたも人間ですから、間違いはします。
それは、避けられないことです。なんらかの間違いをしたとしても、決して恥ずかしがったり自分自身を責めたりしてはなりません。
もしあなたがそんなことをしてしまったら、「悲しい」と言わざるを得なくなります。また残念なことでもあります。
なぜなら自分自身にリターンマッチの機会を与えていないから……。そう、あなた自身が間違いを訂正しないままにしてしまいます。
間違ったら、やり直したり、改善改良したりすればいいだけのこと。そのたった１回の結果に落ち込んだり悩んだりするのは、生産的ではありません。
間違ったことをやり直してうまくいけば、プラスマイナスゼロ。改善改良して成果を出せば、大きく前進します。皮肉にも、それは間違ったから起こったこと。
もし間違ったからと言って、落ち込んだり悩んだりしたら、ずっとそのまま。それは、いつまでもマイナスのままだということ。
そのことに責任を感じたてやめてしまったら、本末転倒。自分自身にリターンマッチの機会さえ与えないのは、悲劇です。
間違いは、訂正すればいいだけです。それをせずに落ち込んだり悩んだりするのは、時間をムダにすることです。
