「こういう人たちとばかり付き合っていて、いいのかな……」
あなたが自分の人間関係について、こんなふうに思うようになったら、それは「変化」のサインです。それは、付き合う人を変えるべきというサイン。
もちろん、すぐに「会わなくなる」とか「連絡先を消す」といった行動に出なくてもいいです。会う頻度を少なくしていき、徐々にフェードアウトしていきます。
自分の人間関係について、多少なりとも疑問に感じているとすれば、それは成長意欲の表れ。
あなた自身が「成長したい」と思っているのに、付き合っている人たちにはそれがないから、居心地が悪くなっています。
それを解消するには、付き合っている人たちにも、あなたと同じように成長意欲を持ってもらわなければなりません。
もっとも、強制したら、反発されるだけです。強制できない以上、あなたにできることは、その人たちのもとを去っていくこと。
これまで付き合ってきた人たちとの交流をなくすことについて、あなた自身が罪悪感を持つ必要はありません。あなたは、さらなる成長に向けて1歩踏み出していくのですから、キッパリ割り切るべきです。
付き合う人は、変わっていくものです。あなたが付き合うべき人は、成長を促してくれる人。それは、今の自分からすれば人間的にもすぐれた人たちです。
「こういう人たちと付き合っていけるのだろうか……」
そんなふうに怖じ気づく人であるほうが、望ましいと言えます。
念のために言うと、その人たちは地位名誉のある人とか巨額の資産を持っている人、家柄のいい人とは限りません。
あなたが付き合うべきなのは、成長意欲が驚くほど高い人です。人格識見が申し分なく、行動力もある人。
この条件を満たす人であれば、地位名誉や資産の有無、家柄の善し悪しなど、まったく関係ありません。
世間的に認められる地位に就いている人やお金持ち、いい家柄の人の中にも、成長意欲のカケラもない人はたくさんいます。
そんな人たちと付き合っても、ハッキリ言って時間のムダ。あなたの成長には、なんのプラスももたらしません。
自分以上に成長に貪欲な人を前にすれば、「付き合っていけるだろうか」と、怖気づくものです。そういう人こそ、あなたが付き合わなければならない人です。