2019.9.9.

目標は上から下に落とし込む、、、

誰にでも、その人なりの「理想」というものがあります。当たり前ですが、それをただ持つだけでは、実現しません。実現していくためには、とにもかくにも行動していきます。

どんな行動をいつまでにどれくらいどのようにするのか――。その行動を管理するうえで必要になるのが、「目標」です。

目標を持つから、理想の実現に向けて適切な行動をとれるようになります。またその実現に向けて、大きく動き出せます。

10年、20年単位という大きなものから、1日単位の小さなものまで――。目標はいくつもあります。それらを巧みに使い分けていきます。

数十年単位の大きな目標は、必然的に理想に近いものになってきます。やや抽象的になるかもしれません。それは、あまりにも先すぎて、見通せないから……。

理想に照らし合わして、「10(20)年後には、こうなっていたらいい」という願望を含めたものを目標にします。可能性の有無は、問いません。

中くらいのもの、小さいものは、それとは異なります。限りなく具体的でなければなりません。

たとえば、3年とか5年単位の目標は、実現の可能性が高いものにする必要があります。

ただし、カンタンにできてしまうようなものは、論外。今の自分にムチを入れないと実現できないくらいのレベルの高い目標を設定します。

歯を食いしばってでもこれをクリアできるようになると、数十年単位の目標の実現も現実味を帯びてきます。

雲の上にあるかのように思えた自分自身の理想も「手に届くところにある」ように感じ始めます。

1年単位とか半年単位の目標は、その中くらいものを補完するもの。実現のハードルが高い中期の目標をブレークダウンしていきます。

言い換えれば、歯を食いしばってでもやらなければならない目標を実現するために、より具体化した行動を網羅したもの。これを実現できるようになると、中期の目標実現は、確実性が増します。

目標とは、あくまでも上から下に落とし込んでいくもの。「ちょっとムリそうだな」と思えるくらいの高いところから、下に落としていくと、持つべき目標になります。