2020.2.3.

「高い」のには理由がある 、、、

「わぁー、値段がこんなにするんだ」「あの人って、そんなにもらっているんだ」……

世の中には、価格が高い商品・サービスがたくさんあります。高い給料をもらっている人もたくさんいます。

それにいい/悪いはありません。買ってくれる人がいるから、高くてもその商品・サービスが供給されます。払ってくれるところがあるから、高くても給料をもらえます。

もっとも、その高い価格/給料を維持するのは、カンタンなことではありません。維持する努力をする必要があります。

それをするのは、商品・サービスを供給する側であり、給料をもらう人。逆に言えば、供給する側、給料をもらう人は、努力の対価として高い価格で買ってもらったり、高額を手にしたりしています。

どんな努力をしているのかと言うと、高いお金を払ってくれる人に、金額以上の喜びや感動を与えること。身もフタもなく言えば、利益を与えること。

「これだけしか払わないのは、悪いくらいだ」
お金を払ってくれる相手は、商品・サービスの質や稼いでいる人の成果に十二分に満足しています。高くてもなんの文句も言いません。

払うほう、もらうほうの両方が、WINーWINになっています。「高い」のには、きちんとした理由があります。

なんの理由もなく、価格や給料が高いことはありません。高いお金を払ってもらって当然のことをしています。

ただし、このWINーWINが成り立つのは、供給する側、給料をもらう人がしかるべき努力を怠らない場合に限られます。ちょっとでも努力を怠ると、この関係は破綻します。

質が落ちると、「この価格でこのクオリティーは客をバカにしている」と、ボッタクリ扱いされます。成果が出なくなると、「これしかできないのは、言語道断だ」と、給料泥棒扱いされます。

高いお金を払うほうにすれば、質や成果にシビアです。「これだけ払っている」のに、満足を得られないのですから、それも当然です。

どんなことにも言えますが、「高い」のには、やはり理由があります。

そこにあるのは、満足してもらう努力と、それを実現したときの対価という関係性ーー。払う側であれ、もらう側であれ、そのことはよく理解しておきたいことです。