世の中には、必ず流れがあります。それは、決して偶然ではありません。
「いい人を紹介してもらった」……
もしそういうことがあったとすれば、「巡り合わせ」がよかったということ。そこに不思議なことは、1つも存在しません。
「なんか変な人を紹介されちゃったな」……
もしそういうことがあったとすれば、逆にいい巡り合わせではなかったということ。そこにも不思議なことは、一切ありません。
巡り合わせとは、「そうなっていくだろうな」という自然な流れです。その出来事が起きたのは、当然のことです。
いい人を紹介してもらったとしたら、「こういう人を求めている」という確固たる要望や基準があったから。それをいろいろな人にそれとなく伝えていたから、ある人が「ピッタリな人がいるよ」と紹介してくれたまで。
そこには、まさに絵に描いたようなスムーズな流れがあります。不思議に見えたとしても、当然の帰結があるだけです。
変な人を紹介してもらったとしたら、「誰でもいいから、よさそうな人を教えて!」と、聞く人によってどうとでもとれる要望や基準しかなかったから。ある人が勝手に「あの人がいいかもしれない」と思って紹介したら、波長が合わなかったまで。
ミスマッチが起こったのも、当然の流れです。不思議に思える要素は、ゼロ。
巡り合わせは、必然。そこに不思議なことなどありません。
出来事の結果が想像以上によかったから、とかく偶然性を感じやすくなっています。よくなる原因は、確実に存在します。
逆に、出来事の結果がよくなかったら、それこそ偶然でかたづけようとしがちです。自分になんらかの原因があることにしたくないから、「なんで私はいい人に巡り合えないのだろう。不思議だ」と、原因を自分以外に求めていきます。
巡り合わせとは、自らつくったものーー。それは、どんな人にも言えることです。
あなたには今日、いい巡り合わせがありましたか。その出来事が起きるために、どんなことをしてきましたか?