誰もが無限の可能性を持っているにもかかわらず、現実には開花できずにいる人がたくさんいます。そういう人は、大まかに3つのタイプに分けられます。
1つ目は、「可能性などない」と思い込んでいるタイプ。何をやっても「うまくいかない」とか「長続きしない」と、どうしても自分自身に「どうせ何をやってもダメだ」というレッテルを貼りがちです。
いわゆる自己肯定感が低いタイプ。「ない」と思い込んでいるから、せっかく持っている可能性にいつまでも気づかずに過ごすことになります。
2つ目は、自分では積極的に可能性を探ろうとしないタイプ。何ごともそれなりにこなして、そこそこの成果を得てはいますが、突き抜けられないでいます。
自分以外の誰かが「あなたにはこんな素晴らしいところがある」と見出してくれることを期待しています。「白馬に乗った王子様」が現れるのを待ち続けていますが、悲しいことに、なかなかそういう人が目の前にやってきません。
3つ目は、適性がないにもかかわらず、いつまでもやり続けているタイプ。
もっと違うことに取り組めば、持っている可能性が大きく開けるかもしれないのに、「好きだから」「儲かりそうだから」と言って、いつまで経っても日の目を見ずにいます。
本人は愚直にやっているので、周りにしても「もっと自分に合ったものをやったら」と面と向かって言い出しにくくなっています。
3つのタイプに共通して言えるのは、自発性・自主性が足りないこと。
と言っても、これらの人が何もしていないわけではありません。本人になりに一生懸命やっていますが、自分の可能性を「見つけよう」「探ろう」という姿勢が欠けています。
繰り返しますが、無限の可能性は誰にもあります。それは、自分自身が見つけ出すもの。少なくとも誰かが勝手に見つけ出してくれるものではありません(そういうケースはゼロではないですが……)。
自分自身が探り出した可能性をトコトン追求していく――。こういう人が、可能性を無限のレベルにまで開花させることができます。
人から「これがいい」と言われたものをやっている限り、あるいは自分自身が見つけ出していないものをやっていても、可能性は開花しません。可能性とは、自分自身で見つけ出していくものです。