生きていくということは、「今の自分にできることをする」ことです。それに、「いい/悪い」はありません。
今の自分にできないことをムリやりやっても、ストレスやプレッシャーとなる可能性が大です。また意地になってできないことを強行してしまうと、周りに多大な迷惑をかけかねません。
こう言うと、「できることだけをやればいい」と思う人も少なからずいますが、それはまた違います。できることだけをやっていても、自分の力が伸びることはあり得ないことです。
それは、ラクをする生き方を選んでいること。一種の手抜きです。
「今の自分にできることをする」とは、持っている力を最大限発揮しようとすること。
なおかつ、持っている力を少しでも伸ばそうとすること。この両者が、セットです。
持っている力を最大限発揮するだけでは、できることだけをやるのと大差ありません。これがクセになってしまうと、持っている力はだんだん衰えていきます。
持っている力を少しでも伸ばそうとするから、自分自身のポテンシャルがアップしていきます。また持っている力が限りなく大きくなります。
たとえば、今、持っている力が100だとすると、それを最大限発揮するだけでは、ポテンシャルはアップしません。
101とか102とか少しでも伸ばそうとして、それに地道に取り組んでいると、持っている力自体が大きくなります。ほどなくして持っている力が101とか102になります。
持っている力を最大限発揮しながら、少しでも伸ばすことを続けていくと、自分自身が大きく変化します。持っている力が200とか300に大きく増えることも、不可能ではありません。
持っている力が100のときと、200とか300のときでは、当たり前ですが、できることが異なります。以前はできなかったことがカンタンにできたりするようになります。
そう、できることがたくさん増えています。それは、成長したということ。
今の自分にできることをするのは、持っている力を出すだけではなく、それを少しでも伸ばすことも含まれます。このことは、多くの人が知らないでいることです。