欲しいものが手を伸ばしても届かない、とても高いところにあるとき……。その後の対応は、大きく2つに分かれます。
1つは、「あんなところにあるのなら、ムリ」と、早々にとるのをやめてしまう……。欲しいものが目の前にあるのに、手に入れるのをあきらめてしまいます。
よく言えば、「ムチャなことをしない」タイプ。実際は、届かないところにあるものを手に入れようとする努力に欠けている人です。
欲しいものがたくさんあって、そのうちの1つを手に入れるために「わざわざムリすることもない」というのであれば、まだ救いがあります。とは言え、一事が万事。
このタイプは、すべてのことにおいてムチャをしようとしません。届かないところにあるものは永久に手に入れられずにいることになります。
本人もそのことに薄々気づいてはいますが、やはりムチャをしようとしません。
それは、「頑張っても手に入らないのがイヤ」だから、あるいは「頑張ること自体がイヤ」だから。もしくはその両方だからです。
もう1つは、「あんなところにあるけど、なんとかしよう」と、とれるまで手を伸ばし続ける……。欲しいものが目の前にあるのですから、絶対に手に入れようとします。
欲しいものがたくさんあったとしても、その中の最も手に入れたいものが目の前にあるとしたら、躊躇せずにはいません。当たり前ですが、あきらめる理由などないのですから……。
このタイプは、欲しいものを手に入れるために必ずしもムチャをするわけではありません。届かないところにあるものを手に入れるまで、ずっと頑張り続けます。いつまでも手を伸ばし続けます。
ジャンプしたり、よじ登ったり、はたまたはしごを使ったり、ともかくいろいろな方法を試しながら、手に入れようとします。何度やっても手に入れられないその姿は、ときに滑稽に見えることもあります。
もっとも、そんなことは一切、気にしません。欲しいものを手に入れられるのであれば、周囲の嘲笑など気にするまでもないことです。
欲しいものがなかなか手に入りそうもないとき、あなたはどうするでしょうか。
ムチャをせずにいますか、それとも手を伸ばし続けますか?