何をやっても、うまくいかない。やればやるほど、ドツボにはまる……。
そういう停滞を余儀なくされる状況は、人生には何回かあります。季節の風物詩のように、定期的に訪れることもあり得ます。
頑張っているのにニッチもサッチもいかないとすれば、やる気も薄れてきます。頑張っている分、体力も消耗しています。
こういうときは、免疫力も落ちていきます。うまく切り替えて、ゆっくり休むのも１つの手です。
もっとも、「代わりがいない」「休んだら、事態がもっと悪くなる」という状況だとしたら、気の毒ですが、引き続き、頑張るしかありません。それが、自分自身の使命だと思って――。
うまくいかない状況で避けるべきは、さらに悪くなること。少なくとも現状維持をセーブしていきます。
そうしてやるべきことをしっかりやりながら、事態が改善していくようにします。必要以上に頑張るのは、空回りのモト。
現状維持で御の字。そう気楽に構えていると、やる気がそがれることもないし、ムダに体力を消耗しないで済みます。
それ以外に、1つだけしておくことがあるとすれば、前だけを見て進もうとすること。意外にもこれをしていない人はたくさんいます。
うまくいかないからと言って、下ばかり見たら、余計に落ちこみます。後ろを見ても、気が滅入るだけ。横を見ても、何もありません。上を見ても、真っ暗闇。
見るところは、前しかありません。前を見ても、何も見えないし、真っ暗闇と大差ない可能性は大です。
それでもずっと見続けていると、ほんのわずかな光が見えてきます。
それは見えるか見えないか、ギリギリの淡い光。目をそらすと、見失ってしまうこともあり得ます。
それは、希望の光。少なくとも言えるのは、前を向いていない限り、見つけることができないこと。
どんなに状況がよくないとしても、希望の光は必ず差してきます。それは、前を見て進んでいかない限り、見つけることができないものです。
