2020.4.30.

いつでも準備万端でいる、、、

「新しいプロジェクトチームのリーダーは、彼か!」「責任者に選ばれるなんて、彼女もスゴイね!」……
 年功序列が崩れた今、若くして責任のある地位に就くことは、珍しくもなんともありません。それでもまだある程度の年齢にならなければ、そういう地位に就くことができないという「壁」は存在します。
 能力や人格が優れているのであれば、若くても、また性に関係なく、登用されるべきです。それは社会や組織にとっても望ましいことであり、繁栄に通じる道です。
このことに異論があるとすれば、もはや化石並みの人物と言ってもいいです。
 有能な人材をしかるべき地位に引き上げること――。それが、「登用」です。
これはごく当たり前のことなのに、むしろまだそういう言葉が日常的に使われているということは、一般化していないことの表れ。
その言葉が本来持つ意味からすれば、「死語になっていなければおかしい」と言うべきです。
登用という言葉がいまだに使われるのは、それだけ能力や人格に秀でた人が活かされていないことの裏返しです。
それはともかく、いくら能力や人格が優れた人であっても、登用されても必ずうまくいくというものでもありません。
残念ながら、なかには期待に応えられない人もいます。もちろん、期待以上の活躍をする人もいます。
その違いがどこにあるのかと言うと、準備です。大活躍する人は、登用された時点で、やりきる覚悟や「こういうことをやろう」というプランを持っています。
「キミにやってもらうから。期待しているよ」……
 そう言われて登用されたときに、活躍できる人はすぐに縦横無尽に動き出して、準備していたことを着々と実行に移します。
反対に、期待に応えられない人は、将来的には「あのポジションに就きたい」と思っていても、アタマの中にはプランもないし、覚悟もできていません。
なんの準備もしていないから、いざ登用されてもオロオロしてしまい、持っている力を発揮できずに終わってしまいます。もったいないことです。
 登用されて結果を出す人は、「今か今か」とそのときを待っています。いつ声をかけられてもいいように、準備万端でいるから期待以上の活躍をします。
 あなたは、今日、登用されましたか。活躍できるように準備万端でいましたか?