2020.5.8.

小さな欲は持たない、、、

 多かれ少なかれ、誰もが「欲」を持っています。これには、持っていいものもあれば、よくないものもあります。
先に結論を言ってしまうと、持っていいのは大欲。持たないほうがいいのは、小欲。この答えにたどり着いた人はどれだけいるでしょうか。
 欲というものは、モチベーションになり得ます。欲を持つこと自体が、人を行動に駆り立てます。
それは、その欲を実現させたいから。欲を持った時点で、人は変わり始めます。
持つなら、大きな欲。それもちょっとやそっとでは実現できないようなものがいいです。
人に言えば、「そんなの、ムリだよ」「できるわけないよ」と笑われてしまう……。そういう今の自分には到底実現できそうもない欲こそ持つべきです。
大きな欲を持ったとしても、ほかの人が指摘するとおり、実現できるかどうかはまったく未知数。実現できずに挫折することもあり得ます。
とは言え、その欲を実現させようとして行動することで、成長していきます。人の何十倍も行動していくと、手を伸ばせば届くところにまで近づけるかもしれません。
行動している限り、実現する可能性は少なからずあります。欲がその人の背中を押し、追い風を吹かせてくれます。
「頑張れば、必ず実現できる」という精神論めいたことを言うつもりはありません。それでも最終的に実現するかどうかは、その人の行動次第です。
 一方、小さな欲はちょっと行動すれば、実現できてしまいます。その簡易さが、毒にもクスリにもなり得ます。
あまりにもカンタンだと「別にいつでもできる」と先延ばししがちです。あるいは「いい大人がやることではないよ」と、なめてかかって、手つかずにしてしまいます。
どちらもすぐに取りかからず、放置状態。そうしてほったらかしにしたまま、ようやく重い腰を上げたときには、自分自身の行動不足と、それに伴う退化で、そのカンタンなことまでできなくなってしまいます。実に恐ろしいことです。
 大欲と小欲。この2つには、明確な違いがあります。
持つなら、大欲。そう言い切れる理由は、なんとも切実かつ深刻です。