やりたいこと、手に入れたいモノ、あるいは行きたい場所……。この世には、欲しいものがいっぱいあふれています。
どれから手に入れようか。何から始めようか……。そんなことを考えるのは、誰にとっても至福の時間です。
欲しいものがあるのなら、誰にも、また何にも遠慮することはありません。そのすべては、自分自身の力で手に入れることができます。
何がなんでも欲しいものがあるのなら、早めに行動に移して手に入れるべきです。このことはたとえ口を酸っぱくして言うことになったとしても、指摘しなければなりません。
「タイミングがよくなかった」「もうちょっと時間的余裕があったら」……
このような理由を挙げて、欲しいものを手に入れられなかったことをあとから口にする人がいます。
本人はそのことをあきらめきれずに、「あのときタイミングが合っていれば」「もうちょっと余裕があれば」と、ずっと悔やんでいます。
しかも本人は、手に入れられなかったのは、「自分のせいではない」と思っています。
自分自身の意に反して、まるでその欲しいものが勝手に逃げていってしまったかのような言い方をしています。それは、タイミングや環境といった外的要因のせいにしていること。
どんなモノやことにも共通して言えますが、手に入らないのは、自分自身が積極的に行動しなかったからです。それ以外の理由は、一切ありません。
欲しいものを手に入れるチャンスがあるのに、それをしっかりつかもうとしないから、何1つ得られない……。
自分自身を棚に上げて何かのせいにして「逃げていった」と表現しても、それは完全な誤解。逃げていったのは、モノやことではなく、その人自身。
「まだ分不相応だ」「手に入れたら、やることがなくなってしまう」「あとでいい」……
そんな不安に駆られたり、一種の「燃え尽き症候群」になったりするのを恐れたり、先送りしたりして、もう少しで手に入るのに、自分から逃げていってしまう人が少なくありません。あなたがその1人でないことを祈っています。
実際に欲しいものが1つ手に入ったとしても、世の中には、欲しいものがほかにもたくさんあります。1つや2つ手に入れたくらいで満足するのは、あまりにも早すぎます。
あなたが逃げない限り、欲しいものが目の前から消えてしまうことなどありません。手に入れたいなら、即行動。もっと積極的に欲しいものを手に入れたいものです。