快適と不快――。どちらのほうが望ましいかと言われれば、多くの人は前者と答えます。それに異議を唱えるわけではないですが、いつも「快適」がいいかと言うと、必ずしもそうではありません。
人生には、「不快」を求めなければならない時期があります。そのときが来たら、積極的に不快を追求していきます。より快適を実現するために――。
「何を言っているのか、サッパリ分からない」……
こんな反応をする人がたくさんいそうです。誤解したまま、あるいは理解不能なままでは不本意なので、少し説明をします。
快適とは、自分にとって居心地がいい状態。仕事も人間関係もうまくいって、人生が比較的思いどおりにいく順風満帆の時期と言えます。
1日も長くこの状態が続けばいいですが、もちろん、無限というわけにはいきません。逆説的ですが、この快適を少しでも長く続けるために、不快を追求していきます。
不快とは、自分にとって居心地がよくない状態。と言っても、仕事も人間関係もまったくうまくいかないというわけではなく、人生もそれほど悪くはなっていません。
何が不快なのかと言うと、新しいことや難しいこと、畑違いのことに取り組んで悪戦苦闘すること。思いどおりにいかないことが増えるから、不快に感じてしまいます。
快適の時期を長く過ごしていると、楽しいこと、面白いことばかりが起こります。それは何も悪いことではないのですが、一方で人生における余分な「贅肉」をたっぷりつけることになりがちです。
快適を追求すると、がむしゃらに行動することがなくなって、成長速度がかなり落ちていきます。行動量が減って贅肉がついて、人生の不健康状態に突入しかねません。
それを回避するためにも、自ら不快を追求していきます。これまでやらないでいたことに取り組んで悪戦苦闘しているうちに、贅肉もとれるようになります。
行動の量も増えて、再び成長軌道に乗るとともに人生の健康も回復してきます。もっとも、不快ゆえに精神的なストレスを感じることが多々あります。
快適と不快のどちらかに偏っているのが、よくありません。快適すぎたら、不快へ。不快すぎたら、快適へ――。2つを行ったり来たりすることで、人生のバランスがきちんととれるようになります。
(朝の独り言⭐️)
今日は、インフルエンザのワクチンをしてきました。仮にコロナが落ち着いて来たとしたなら、インフルエンザが大流行する可能性があります。今の時期、症状での鑑別診断が難しいと言う専門家も多く、まずは徹底的な予防と考えています。
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