2021.12.6.

意味はあとから分かってくる、、、

「こんなことをして何の意味があるの?」「意味のないことはしたくないんです」……

これからやることの意味を理解できないでいると、なかなか行動しようとしない人がいます。このタイプは「納得できないと動けない」と、もっともらしいことを言っています。こういうタイプは、身の回りにもたくさんいます。

意味があるのかどうかは、特に経験が浅いうちはやってからでないと、判断できないものです。やる前に「なるほど、こういうことか」と、その意味が分かる人などまれです。「理解してから行動したい」と考えている人は、合理的なように見えますが、実はそうでもありません。

どんなものごとにも、それなりの意味があります。これは、利益があるとか効果があるといったこととは、まったく別次元のことです。意味があっても利益や効果がないことはたくさんあります。その逆の、利益や効果があっても、意味がないことも、同じくらいかそれ以上にあるものです。

意味が理解できないと行動しようとしない人は、利益や効果のことを念頭に置いています。利益や効果がなさそうだから、やる前に「意味があるのかな?」と疑問に思ってしまうのです。

そのものごとをすることに本当に意味があるのか、そうでないのかは、やってみて初めて分かるものです。

やる前に「意味がありそうだ」「意味がなさそうだ」と思うのは、自由。それでもやってからでないと、意味のある/なしは体感できません。

やってみて、「こういうことなのか」と理解できれば、以後は納得して取り組めるようになります。反対に、やってみて「これは本当に意味がないな」と思うのであれば、次からはやらなければいいだけです。

少なくとも、そのものごとがこれまで存続してきたのは、「意味がある」と思っていた人たちがいたから。それは利益や効果とはまったく関係ないことであり、経験したから「意味がある」と分かるものです。

やる前に「意味がない」と感じてやらないでいたり、「意味が分からないと行動できない」と逡巡したりしている人は、そのものごとを続けてきた人たちに失礼です。やってみれば、意味があるかないかは、分かります。

やってから、意味のある/なしを判断しても、決して遅すぎることはありません。

(朝の独り言⭐️)
めっきり寒くなりましたね!今年も残すところ半月あまりになりましたが、本業と共に出版企画や打ち合わせなど含め、忙しくしています。
企画などは、普段いかに一つ一つの出来事を意味を持ってどう捉えるか を大切にしています。やはり、日常の些細なことが多くの方の役立つヒントになることがありますので。
また同時に、そのように生活することは自己成長にも繋がります。
体調管理をしっかり、今年も乗り切りましょう。