人としてのあり方で大切にしなければならないものは、いくつかあります。その1つが、「透明性」です。
いついかなるときでも担保している。徹底していれば、信頼されるようになる――。
そうあるべきなのが、透明性です。
透明性とは、誰にでもハッキリ見えるようにガラス張りにすること。何をガラス張りにするのかと言うと、思考・選択・行動の3つ。
自分自身の思考・選択・行動がガラス張りになっていると、相手が悩んだり迷ったりすることがなくなります。たとえば、上司やクライアントが新しい仕事を頼もうとするとき。
日ごろから思考・選択・行動がガラス張りになっていれば、「彼/彼女に頼めば、ちゃんとやってくれる」と判断しやすくなります。
達成するのが難しい仕事、売り上げが大きい仕事を頼もうとすれば、透明性が高くなればなるほど、オファーしやすくなります。透明性は頼むほうの負担を軽くしてくれますが、逆から見れば、抜擢されるチャンスにつながります。
もし頼んだことがうまくいかないときでも、思考・選択・行動がガラス張りになっていれば、上司やクライアントにしてもどんなアドバイスやテコ入れをすればいいのかを判断しやすくなります。目に見えるから、うまくいかないことが続いても安心して見守ることができます。
また部下や後輩にすれば、上司や先輩の思考・選択・行動がガラス張りになっていれば、「ああいうふうにやればいいのか」とモデルにすることができます。部下や後輩に格好のお手本を示すことは、彼らの成長を加速させることにもなります。
こうして透明性が担保されていれば、周りの信頼を得ることにつながります。後ろめたいことを一切しなくなるので、自分にとっても大いにプラスに作用します。
相手のためだけでなく、自分のためにもなっている――。それが、透明性です。
これは、仕事のみならず、人生全般にも通じて言えます。常に透明性を担保していれば、マイナスになることは何もなく、プラスになることばかりです。
あなたは今日、自分の思考・選択・行動のすべてを常にガラス張りにしていましたか。自分自身に透明性の担保をしていましたか?
(朝の独り言⭐️)
全国で確認された新型コロナウイルスの感染者は、はじめて7万人を超え、過去最多になってしまいました。北海道でも今日は2091人と このピークがどこまで延びるのかわからない状況になっています。患者さんの看護士さんに聞くと、外来などかなり忙しいということです。マスク、手洗いが基本で、あとはいかに食事と睡眠、ポジティブな気持ちなのかもしれません。今、中村天風の新刊を読んでいると 気持ちがとても大切であることを強く感じます。色々と大変な環境ですが、この状況をしっかり乗り切りましょう。