誰かに何かをしてもらったときに、「ありがとうございます」とお礼の言葉を述べるのは、当たり前のことです。また実際に、多くの人がしていることです。
もっとも、これは最低ライン。「ありがとう」と言えば、してもらったほうがそれ以上に「何もしなくていい」ということではありません。多くの人は、そう思っているのか、ここで終わっています。
「ありがとう」は、終わりの言葉ではありません。その逆。始まりとするのに最もふさわしい言葉です。
このことを理解している人は、ほとんどいません。とてももったいないことです。
「ありがとうございます」と言えるのは、相手との関係が本格的に始まることを示唆しています。あなたに何かをしてくれた相手に対して、今度は自分自身がお返しをする番です。できれば、自分がしてもらったこと以上のことをしたいものです。
とは言え、大それたことをしたり、ムリをしたりする必要はありません。そのときの自分ができる最大限のことをしていきます。
お返しをしようとしてうまくいかなかったとしても、100%の力を出してやっているのを見たら、相手も意気に感じて「ありがとうございます」と言葉を返してくれます(もちろん、うまくいくに越したことはないです)。
これは、お互いの関係が強固になったということ。そのきっかけは、あなた自身が「ありがとう」を終わりではなく、始まりにしたことにあります。
誰かに何かをしてもらったときに、「ありがとうございます」とお礼を述べただけで、その後、その相手に何もしない……。こういう残念人は、本当に多いです。
本人は「お礼を言ったから、失礼なことはしていない」と思っていますが、しているのは、本当にそれだけ。確かに最低限のことはしていますが、始まるかもしれない相手の関係が終わってしまうことに気づいていないのですから、滑稽ですらあります。
「ありがとうございます」と言えるのは、相手との関係を深めるイニシアチブを握ったということ。その言葉で終わらせず、自分がしてもらった以上に相手のためになることをしていけば、関係は進展するし深まりもします。
相手のためになることをすれば、「ありがとう」は始まりの言葉。反対に、相手のためになることを何もしなければ、「ありがとう」は終わりの言葉と化してしまいます。
(朝の独り言⭐️)
スノーボード男子ハーフパイプで、冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢選手が、日本スノーボード史上初の金メダルを獲得しました。超大技「トリプルコーク1440」は、誰もしていない大技。Liveを観ていて感動しました。彼自身、これ以上ないくらい練習した と話していましたので、結果に繋げる力は本当に素晴らしく尊敬します。まだまだオリンピックは、折り返し地点。これからも たくさんの勇気と感動をもらえて 楽しみです。