2022.2.25.

功を焦らない、、、

昇進や転職によってこれまでとは異なる環境に身を置いたとき、「今度来る人はスゴイらしいよ」という前評判も立っているので、「なるべく早く結果を出そう」という気持ちに駆られます。周りは「お手並み拝見」と、冷ややかな目で見ています。

「あんな人よりも自分のほうが実力は上だ……」と納得していない人もたくさんいるので、歓迎よりは手ぐすね引いて待っている人のほうが多いものです。こういうことは、どこの組織にもよくあることです。

移ったばかりだと、結果しか自分自身の実力を誇示する方法がないのも事実。アウェーの空気を察して、「何がなんでも結果を出すぞ」と、功を求める気持ちをますます抑えがたくなります。

それがいいのかよくないのかと言えば、答えは明白。「よくない」に決まっています。

そのままだと、自滅する可能性さえあります。

功を焦るのは、不安の裏返し。多くの人は、不安を払拭するために、結果を早く求めます。周りの視線が気になるのだとすれば、すでに雰囲気に飲み込まれてしまっています。借りてきたネコのようになっていますから、その状態のほうが危険です。

できることなら「そのうち結果が出るさ」と、ドーンと構えていたいところです。そのほうが周りから「あんなに余裕があるなんて、タダ者ではないな」と思われて、かえって自分自身の力量のアピールにつながります。これは、本当のことです。

もともとそれなりの実力があるから、新しい環境に移ることができたのですから、慌てずにやっていけば、いずれ結果を出せます。焦る必要などまったくナシ。

どれくらいで結果を出せるかは、自分自身がよく知っています。新しい環境ではなかなかそれまでどおりにはならないとしても、大幅に遅れることもないはずです。むしろ自分の実力を発揮しやすいように新しい環境をチューニングするくらい、大胆なことをしてもいいです。

結果を出しやすくなる環境づくり。早く手に入れるべきなのは、こちらです。

それができたら、自然、かつ必然的に結果を出せるようになります。ドンドン結果を出していって、冷ややかな目で見る人は1人もいなくなります。
「やっぱりスゴイ人だったんだ」と脱帽するばかり。それは、功を焦らなかったから可能になったことです。功を焦っても、いいことは1つもありません。

(朝の独り言☆)
患者様から桜煎餅を頂きました。北海道では少し先取り感はありますが、包装もきれいで気持ちが明るくなります。この二年間は、花見を中止でしたが、今年はどのようになるのでしょうか。そろそろ感染予防対策をしっかりしながらの開催も良いのではと思います。子供のころは、あまり桜に対する関心はなかったですが、東京での千鳥ヶ淵や目黒川の桜など見ますと、本当に綺麗で桜に魅了されるのが分かるようになりました。今年は、お花見ができたら良いですね。