2022.3.16.

軌道修正を織り込んでおく、、、

「ノープランだよ」

なんらかの問題が起きて、集まった関係者がこれからどうやって解決していくのか協議しているときに、こんなことを口にする人がいます。真面目に考えている人からすれば、「何も考えていない」ように映って不謹慎に思えるようです。

この人が本当に何も考えていないのかと言うと、それはなんとも言えないところです。ただし、「ノープラン」で臨むのは、決して悪いことではありません。意外に思う人はたくさんいそうですが、功を奏すことが多いものです。

ノープランは、何も考えていないことではなく、また行き当たりばったりでもありません。どちらかと言うと、「臨機応変」に近いです。

問題を解決するにあたって、多くの人は、プランを考えたり、立てたりします。そうしたほうが問題解決には有効だとも思っています。

もっとも、解決に向けて考えた対策を実行しても、そのとおりにいくのはまれです。100回やって、プランどおりにいくのは1回あるかないか。ほぼすべてのプランが、軌道修正を余儀なくされます。

プランとは、あくまでも机上の論理。現実にはそのとおりにいかないし、もしプランどおりにいったとしたら、よほどカンタンだったということです。

それではプランは「まったくいらないのか」と言うと、それも違います。あるべきプランは、軌道修正を織り込んだもの。立てた時点で「変わる可能性があり、随時、軌道修正の余地を残している」ものが、あるべきプランです。

まずはプランAを実行しながら、うまくいきそうもないときはプランB、プランCを実行します。

このように矢継ぎ早に対策を繰り出していくと、時間がかかるかどうかは別として問題を解決できるようになります。それは、軌道修正を織り込んだプランを立てて実行したから。

冒頭の「ノープラン」と言った人も、机上の論理に立っていない点では同じ。やや出たとこ勝負のキライがありますが、軌道修正を繰り返していけば、こちらも案外、問題解決できます。

あなたは今日、軌道修正を織り込んだプランを立てて実行しましたか。問題解決のために、矢継ぎ早に対策を繰り出していきましたか?

(朝の独り言⭐️)
今日は、朝から一日手術です。やはり、一番は安全であることでしょうか。なかなか骨が無くて難しい手術もありますが、そこは知識、経験が力になります。ニューヨーク大学を含め 国内外で学んできて本当に良かったと思いました。社会に出てからは、専門の学びについて いかに教養を身につけられるかは人生の質に比例する と思います。