誰もが、何かしらの秘めた力を持っています。その力を誰もが「開花させられる」と言いたいところですが、本当にそうなるのかは、なんとも言えません。
花が見事に咲くこともあれば、蕾のままで終わってしまうこともある……。現実はかくも厳しいですが、好むと好まざるとにかかわらず、それが世の常です。
誰もが持っている秘めた力自体は、おそらくそれほど大きな差はありません。五十歩百歩と言ってもいいくらいで、先天的な差がないのは慶賀すべきことです。
それでも、打ち上げ花火のように大きく開花させる人もいれば、線香花火のように小さくパッと散ってしまう人もいます。その違いがどこで生じるのかは、多くの人が関心を持つところです。それは、主に2つ。
1つは、本気で取り組んだとき。自分が「これをやりたい!」「これだ!」と興味を持ったものに取り組むにしても、その熱意や集中度は人によって異なります。
いろいろなかかわり方がありますが、本気で取り組まない限り、自分の奥深くに眠っている秘めた力が開花することはありません。「流行りだから」「稼げるから」といった軽い気持ちや興味本位でやるような人では、持っている力が目覚めることはナシ。蕾にさえならずに終わります。
いくら本気で取り組んだからからと言って、カンタンに開花するものでないのは道理です。本気で取り組むのは、スタートラインに立っただけ。その本気の取り組みを継続させることで、ようやく秘めた力が蕾になります。
蕾になったとしても、まだ開花したわけではありません。続けてきた本気の取り組みをラストスパートとして爆発させたときに、ようやく秘めた力が開花します。
そこまでたどり着くのに、どれだけの年月がかかるのかは、人によります。ただし、ひと度開花すると、よほどのことがない限り、枯渇することもありません。
もう1つは、危機に陥ったとき。ピンチに陥ったときに自分でも思ってもみなかった火事場のバカ力が湧き出すことがありますが、これはまさに秘めたる力。
こちらは日常生活で開花することはありません。また再現性もゼロ。
誰もが秘めたる力を持っているのですから、開花させずに宝の持ち腐れにしてしまったら、本当にもったいないです。もっとも、その方法を知った以上、持っている力を開花できずにいるとしたら、その原因は自分自身にあると言わざるを得ません。
(朝の独り言☆)
私のデビュー作「自分で奇跡を起こす方法」の英語版が完成しました。コロナもありましたので、出版の英訳やカバーなど焦らずゆっくりと進めていましたが、最終的な確認が終わり 印刷に入りました。完成後、ニューヨークに送られるそうです。アメリカは 日本と販売形式が全く違いますので、ここから先はアメリカのエージェントを通じて行われるようです。いずれにしましてもこういう発売は初めてですので とても光栄に思います。