2022.5.1.

結果以上のうれしさを実感する、、、

 試験に受かった。大きな契約を取った。リーダーに抜擢された……。そうしたことがあると、うれしさを隠しきれずに「ヤッター!」と飛び上がったり、大きくガッツポーズをしたりする人はたくさんいそうです。

 うれしいことは人それぞれですが、共通点らしきものはあります。その1つが、「自分がそれまでやってきたことが報われた」ということ。

試験に受かってうれしいのは、必死になって勉強してきたからです。大きな契約を取ったりリーダーに抜擢されたりしたことがうれしいのは、日々一生懸命頑張ったから。

試験に受かる。契約を取る。リーダーに抜擢される。これらは、結果。その結果を得るために日々、一生懸命取り組んできたことがカタチになったから「うれしい」と感じます。

 世知辛いことを言えば、一生懸命やれば、必ず結果が出るほど、世の中は甘くできていません。残念ながら、一生懸命やっても結果が出ないことのほうが多いものです。

 もう1つ言えることがあります。それは、「一生懸命やらなかったとしても、結果が出ることがある」こと。そうした不条理はいつでもどこでもどんなときでも起こって、そのために一生懸命やった人が報われないという悲劇も起こります。これは、二重の不条理。

 何も「一生懸命やらなくていい」と言っているのではありません。誤解しないでほしいのですが、「一生懸命やる」のは当たり前です。

また100%確実ではないとしても、「一生懸命やるほうが何もしないでいるより結果が出やすい」のも間違いのないことです。その確率がどれくらいなのかは、取り組む人やものごとにもよりますが、ゼロではありません。

結果を出したいのであれば、「ゼロから100の間のどこか」というあいまいで確実性のない可能性を信じて、一生懸命やっていくだけです。

そうして一生懸命やっていって試験に受かったり契約を取ったりリーダーに抜擢されたりしたときは、結果はもちろんのこと、「やってきたことが報われた」といううれしさが込み上げます。

結果が出たことは、うれしいに決まっています。それ以上にうれしいのは、やってきたことが報われたこと。なぜなら「一生懸命やっても報われない」不条理を撃退できたから。

この「やってきたことが報われた」といううれしさが、飛び上がったりガッツポーズしたりするという動作につながっています。大げさではなく、こちらのほうが結果よりも「うれしさで優る」と言っても、ピント外れではありません。

(朝の独り言☆)
最近円安で 日本から見た場合、海外のものが物凄く高くなっています。
ある本に、マクドナルドのビックマック価格を日米で比較した結果が載っており、日本は、アメリカより62.8%と安いそうです。価格が安い国は、当然賃金も安いですから、日本の賃金はアメリカの55.5%、欧州諸国、韓国よりも低く、日本の賃金水準は経済協力開発機構の最下位グループです。少し経済の世界状況から日本の現状を知ることは大切だと思います。